フランス大西洋岸ドライブ THIRE’

ロンドン・フランス・スペイン・バスクドライブ with 子連れ vol.18

2018.08.12

Dinan     ~   Thire’    265㎞ ( 2:45 )

16:30 15:00には出発予定が大幅に押してしまい、2時間以上もディナンに滞在してしまった!それだけに見ごたえがある町だった。ここから、特に何もなさそうな村THIRE’へ。なぜここかと言うと、家族5人で泊まれて美味しそうな食事が頂けそうだったと言う理由。町には興味なし。ただ宿の為に行く。

ディナンを出発して45分程走るとレンヌにそしてレンヌを通り過ぎてレンヌ~ナント間で大雨。大雨でなく正しくゲリラ豪雨!ワイパーをマックスにしても前から吹き付ける雨に追いつけない。車の自動運転装置も感知していないので、白い追い越し車線もほとんど見えない。前方車両のテールランプが神頼みになる程の豪雨。この辺りは何にもない草原というか農地と言うか、森林と言うか。日本なら完全ゲリラ豪雨で冠水や浸水で報道になっているほどの豪雨だけど、地面が吸収してしまうし、被害に会う民家もなんもないので都市部のような問題なんてない。ただ高速道を時速130kmで走るには問題ありの豪雨。時速60km程に落として走る。それでもかろうじて浮き出てくる右側の車線変更の白線を頼りに走る。高速なので停車するわけにはいかないのでひたすら走る。遠い先の空は明るい。この周辺だけの夕立。幸い子どもたち昨夜のモンサンミッシェルと昼間のサン・マロとディナン散策の疲れで後部座席で爆睡中。このドライブを目の当たりにしたら、大騒ぎになるはず。

Thire’に近づくに連れて雨も次第に弱くなってきた。普通の速度のワイパーで間に合うようになって来た。豪雨の中のドライブも冷や冷やだったけど、次に気になっていたのが今夜のディナー。日曜日のディナーは休みとロンドン滞在中にメールが届いていたけど、全くメールを開いていなかったので、気付いたのは今日…メールに気づく前に「今はパリに着いてディナーが楽しみです。」とメールと送っていたのに…なんにもなさそうな町。Googleで調べてもThire’の中に1軒テイクアウトのピザ屋があるだけ。最悪そのピザ屋でディナーになるのか…車で10分程の隣町まで来た時にレストラン探しをするが、3件程あるレストランもバカンス休暇なのか静かにしまっている。そしてかろうじて見つけたイングリッシュパブ。最悪ここに来よう。

19:45 そして今夜の宿のLa maison de Thiré到着。予定時刻(18:00)から随分と遅れてしまった。おかみのおばあちゃんと息子さんが出迎えてくれた。とある村にある大きな一軒家。遅れてしまった事とメールに気づいたのが遅れてしまった事を伝えると、昨夜の残り物だけどディナーを提供してくれる事に。感謝感謝。

裏口なのか、キッチンの扉から入って2階へ。そして広々とした部屋にキングサイズのベッドがど真ん中に、そしてソファとゆったりカウチが2つ。5人でなんとか寝れると思ったら、「あっちにもう一部屋あるから使って。」と、案内された部屋にはシングルベッドが3つ!それにソファ!それぞれの部屋は15畳以上もある広さ。

そして「バスルームはメインベッドルームの横だよ。」と、扉を開くとこれまた15畳はあるかと言う部屋にバスタブとトイレとシャワーブース!トイレも特に仕切り壁がないから15畳もある部屋をぐるりと見渡しながら、そして目の前と横には通りが見渡せる大きな窓を眺めながら、トイレを済ます。-----落ち着かない…カーテンは閉めよう。

バスルームを入れて3部屋を貸し切っての宿泊。予想を遥かに超える豪華な部屋。食事は下のダイニング。このダイニングも中世のダイニングと言うような雰囲気。暖炉もあり8人掛けの大きなテーブル。木製のサイドボードもずっしりとしていて存在感を出している。夏ですっきりと白ワインがいいので「ブラン」と言うと首を傾げられてしまった。そう、このボルドー近くでは赤だ!と言う事でお薦めの赤をお願いした。

パンチの効いた赤ワイン。そして前菜はガスパッチョ。ダーリンも苦手なガスパッチョがやって来た!生玉ねぎの辛みとピーマンの苦みが効いている。もちろん子どもたちは食べれない…メインにチキンとズッキーニのタイカレーを出してくれた。ライスは普段は食べないタイ米だけど、久しぶりのカレーにみんながっついた!まさかここでタイカレーが味わえるとはおもってもいなかった。

全部綺麗に食べ尽くした。ガスパッチョは残念ながら残してしまったけど、タイカレーは我らの口に合いました。子ども達も大好きなチーズもサーブされ、カマンベールチーズは大好評!普段は好きなだけ食べれないチーズもここでは飽きるまで食べる子ども達。最後にホームメイドのガトーショコラを出してくれて、大満足。昨夜の残り物と言っていたけど、この宿でディナーを食べれただけで幸せ。

ようやく日が暮れて、宿のライトも温かく輝き始めました。

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【 vol.19 へ続く 】

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