チンクエテッレ モンテロッソ・アル・マーレ

アルプス越え イタリア・スイス・ドイツドライブ vol.15

2012.08.23 [ 3日目 チンクエテッレ モンテロッソ・アル・マーレ~マナローラ 命がけのドライブルート ]

やってしまったと後悔して、急な車1台分のすれすれの細い農道とも呼べる坂道を登って、30分ほど前にやって来たペンション風の邸宅があるY字までやって来た。今度はここを左に曲がろう。

左に曲がった道は先の農道のような坂道とは違いしっかりとした両車線ある道路。この道ならチンクエテッレの5つある集落のどこに辿りつける予感。対向車が来ても安心して走行出来ます。

確かに、モンテロッソ・アル・マーレが近くなってきている。ジェノバのように路駐の車がずらり。しかも狭い坂道にぎゅうぎゅうに詰められて縦列駐車されています。そして、こんがり日焼けしたビーチ姿の観光客が荷物を持って歩いている。村の入り口までたどり着くと車は行き止まり!腰丈程のポールが立てられているので、完全に車は進入禁止。でもこのポール近くまでみんなぎゅうぎゅうに車を駐車しています。

せっかく来た、モンテロッソ・アル・マーレ。村の中を散策したいけど、なんせこの駐車事情!我が車を止めるスペースなんてありません…なのでダーリンとみーこが交替で村の様子をちょっことだけ拝見。ナッツとベリーはまだ夢の中。

4~5階建ての背の高い家(アパート)が立ち並んでいる。その窓からは、ロープに掛った色とりどりの洗濯物が干してあります。壁もピンクやオレンジ、黄色などとってもカラフル。ほんの2、3軒先まで行って、周りを観察したらすぐに車に戻ってダーリンと交替。

もう少し先まで見たいけど、駐車スペースがみつからないし、ナッツ&ベリーも車内で寝ているから、とりあえず、モンテロッソ・アル・マーレに足を踏み入れて来た事に!それにしても、観光客はいっぱい。これだけ苦労してたどり着いたモンテロッソ・アル・マーレ。なぜこんなに人がいるのだろう???若い人が多いから、これはやっぱりみんな列車で来ているのかなぁ~??

続いてRiamaggiore へいってみよう。

しばらく行くと通行止めのサイン・・・・・・仕方なく迂回。

が!!!!この迂回路、とんでもない道。急な坂道ではないとは言え、すれ違いぎりぎりの道。しかも土砂崩れの後で、道の片側が崩れている・・・一歩間違えば車が落ちるよぉ~。もちろんガードレールなんて、そんな親切な物はない。

 

おまけにヘアピンカーブ。このヘアピンカーブにはミラーが付いていない・・・対向車が来たら一貫の終わり!クラクションを鳴らしながら走る。唯一の見方はスマホのGPS。GPSでこの先の道がカーブなのか、蛇行道なのかが分かるだけ。このGPSがなければ怖くて走行出来ない。いやいや、GPSがあっても怖い。幸いナッツとベリーは夢の中。ドライバーのダーリンと助手席でGPSでのナビをするみーこ。後戻りも出来ない細い山道。ヒヤヒヤしながらこのチンクエテッレの魔のドライブルートを突き進む。

1台すれ違った。古い車。でも運転慣れしているのか、びくともしない様子で走り抜けて行った・・・これも慣れ???

それに中途半端な工事中。オレンジ色のネットが落石防止の為に架かっているけれど・・・なんだか中途半端・・・いつこの道が崩れるのか・・・大きなトラックが来たら・・・想像しただけでも恐ろしい。生きた心地のしないドライブルート。

こんな道を通るなら、もっと小さな、そしてぼっこい車がいい・・・・

《 チンクエテッレ・マナローラへ続く 》

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チンクエテッレ ドライブ 

アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ vol.14 

2012.08.23 [ 3日目 ジェノバ海岸~チンクエテッレ Monterosso al Mare ]

15:00 ジェノバのビル群が並ぶエリアから海岸沿いを通ってハイウェイへ。

閉店中のお店があったり、シャッターが下りたオフィス街の閑散とした中心地とは一転、海岸沿いには縦列駐車の列!列!列!ビーチ姿の老若男女が浜辺に集まっています。みんなビーチで夏の日差しを楽しんでいます。ビジネスエリアではなく、リゾート地に集まっていました。ビーチ近くには車が駐車できないほどいっぱいなので、離れた裏道にも車がぎっしり!どこまでも続く縦列駐車の嵐!これが夏のジェノバなんだと納得。夏のジェノバの行先を間違えたかも!

ハイウェイに乗ってチンクエテッレに向かう。ジェノバからラ・スペツィアまでは、ハイウェイで1時間程の距離だけれども、ジェノバとラ・スペツィアの間にある、チンクエテッレは一般道に降りて行かなければならない。チンクエテッレを通過してラ・スペツィアに向かうと軽く1時間以上は余計にかかります。

ジェノバからハイウェイに乗って20分ほどで一般道に降ります。向かうはチンクエテッレの中でも一番大きな集落群と言われるモンテロッソ・アル・マーレ(Monterosso al Mare)。ここから先は詳しい地図がないのでスマホのGPSを使ってモンテロッソ・アル・マーレに向かう。順調に一般道を走らせてペンション風の邸宅が1軒。Y字の交差点。目的地の方向の道は狭いけれど、ここを行くしかないと思い、Y字の右側を選択。車1台程の坂道。前から車が来たらアウト!!こっちは下っているから、もしも前から車が来たらバックで下がらなくてはならない。“神様~、前から車が来ませんように~”と手に汗握る思いで進んでいく。

すると、ププープーとクラクション。しかも普通車のクラクションではない!来た~トラックだぁ~。マジですか~!こんな狭き道ですれ違い!!幸い急な坂道を逃れて緩やかな坂道だったので、すれ違いが出来るスペースまで下がりました・・・・それでも怖い・・・・

果たしてこんな危険な道を通った先に観光名所のモンテロッソ・アル・マーレがあるのだろうか??みんなこんな危険な思いをして行くのかなぁ~??第一、モンテロッソ・アル・マーレがあるチンクエテッレって世界遺産だよぉ~。この道を使ってドライブしている車はみーこ達しかいないし・・・・すれ違った車と言えばトラック・・・なんだか心細くなってきた。この細い道の脇は背丈以上ある葦のような植物が覆い茂っていて、その先が見にくくなっている。本当に漁村の集落があるのかなぁ~??

Y字から進むこと15分程して、なんだか1つの建物が見えてきた。そして車も止まっている。人はいるらしい。車を止めて外に出てみる。門があるけれどこの先に集落があるのかな?疑問に思っていると太っちょのおじさんが話しかけてきた。もちろんイタリア語。「キエーザ」と言う単語が聞き取れたのでどうやら教会らしい。確かに十字架があった。

おじさんに「モンテロッソ・アル・マーレはどこ?」と尋ねると林の方を指差した。そして、木と木の間を見ると・・・・・・・・・・・・

いたぁ!!!!あったぁ!!!!人がいる!!!!ビーチに黄色いパラソルがいっぱい並んでいる!!!みんな遊んでいる!!!!集落の建物はちょっと見えないけれど、あれがモンテロッソ・アル・マーレのビーチだ!!!

でも下のビーチに行く道は他にない。ここは行き止まり!!どうやモンテロッソ・アル・マーレの教会にGPSを設定してしまっていた!!!やってしまった・・・・・

おじさんにバイバイして、来たこの細い道を戻るしかない・・・Y字を左に曲がるべきだったと後悔・・・

《 チンクエテッレ モンテロッソ・アル・マーレにつづく 》

ジェノバ ドライブ 

アルプス越え イタリア・スイス・ドイツドライブ vol.13 

2012.08.23 [ 3日目 コモ~ジェノバ ジェノバ観光 ]

10:00 コモのホテルを出てジェノバまでは190km、2時間弱のドライブ。

30分ほどハイウェイを走ればミラノ郊外の環状線に入る。ミラノに寄ろうか?それともスル―か?

やっぱりスル―!ミラノの都会より海に行くぞー!

ミラノを過ぎるとドライバーのダーリンに眠気が発生!ベリーも大人しく寝ていることなので、みーこが運転交替。でもミラノからジェノバまでの道のりはカーブが多くどうやらハンドルを握っていなかったので、酔ってしまったダーリン・・・再び運転交替する為に広くなっている脇に車を止めて交替。トラックがビュンビュン走っています。後ろから車が来ていないことを確認して、再び走行車線に。

12:00 ジェノバに到着。でもいつものようにハイウェイを降りてから中心地に行くのに時間がかかる。GPSを開いてガイド開始。二車線道路や一方通行。一歩道を間違えればぐるりと回って遠回り。GPSが付いているとは言えども、やっぱり中心地に辿り着くには一苦労。

古く背の高いビルが立ち並ぶ通りに出てきた。人通りも賑やかなVia XX Settembre .この先がフェラーリ広場。この辺りを散策したいけど、駐車場はどこにあるだろう?なかなかPマークが見つからない。見つかってもどうやら自転車専用らしく、車は止められない。少し離れたブリニョーレ駅近くのパーキングに駐車して散策しよう。日差しは強い。ここからVia XX Settembre に向かって歩いて行こう。しかし、地球の歩き方の地図を見てもどこにいるのかわからない・・・(ブリニョーレ駅近くの駐車場と言うのはのちに分かったので、この時まだ分かりませんでした。)ダーリンのスマホGPS頼りに歩いて行こう。

なんだか激安ショップが立ち並ぶ通りに出て来たぞ!ナッツの靴を買おうとお店に入るも、機嫌が悪いナッツ・・・靴に足を通してくれないのでサイズがわからないので何も買わずに出て行く・・・

ダーリンの案内でVia XX Settembre に出てきた。8月は閉店しているお店が多いと聞いていたけれど、この辺りのショップは営業中。しかもバーゲン中なので、みーこのショッピングタイム!

そしてこのVia XX Settembreを歩いて行けばフェラーリ広場。フェラーリ広場の噴水に喜ぶナッツ。

そろそろお腹が空いてきたぞ。どこかランチができるリストランテはないかなぁ~?探してみるもこの辺りにはなさそう・・・・暑いから喉も渇く。ナッツは「トイレ~・・・」トイレがあるのはBar.アーケード通りを歩いてBarを探して、貸してもらう。それにしてもなんだかフェラーリ広場を過ぎて、ブランド通りに入ったけれど、どこもバカンスの閉店中。閑散としています。Barがあるアーケードもシャッターが下りていて閑散としています。これが8月のバカンス休暇ですねぇ~。

お腹が空いたけどパスタを食べれそうなお店が見つからない。結局最初の激安ショップエリアに戻って来たので、ジェラ―トを買って日陰のある階段で休憩。みーこはレモネード、ダーリンはバニラ、そしてナッツはこてこてのチョコレート。しかし、日陰にいてもこの暑さでどんどんジェラ―トは溶けて、ナッツの手はベトベト・・・

さぁ、駐車場まであと少し。結局パスタランチに辿り着けずに、クーラーの効いた車内に乗り込む。そういえば豪邸のある邸宅群を見ていないなぁ。少しこの辺りをドライブしてみよう。狭い坂道を登っていく。確かに5、6階建ての邸宅がいっぱい並んでいるけど、これが世界遺産に登録されている邸宅群かなぁ?どうやら行き止まりになりそうだし、引き返しますか・・・予想していたより大きな街なので時間と事前勉強が足りなかった・・・いつかまた訪れる楽しみとして残しておこう。

 《 チンクエテッレ ドライブへ続く 》

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アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ vol.12 ~コモの朝食~

2012.08.23 [ 3日目  コモ湖畔の朝食 ]

5:00 ダーリンの携帯が鳴って起きてしまう・・・昨夜ワインを飲んで、サイレントにするのを忘れていたダーリン!!目がさえて寝れないじゃないか!!仕方がないから起きて日記でもつけよう。

窓の外はまだ真っ暗。心地よい風が吹いている。波もホテルの壁に打ってくる。

辺りが明るくなり始める。さっきまで暗くて分かりにくかった湖畔の風景もはっきり線が見えてきた。そして、ナッツとベリーも目を覚ましたので、昨日浴びれなかったシャワーを浴びてさっぱりしよう。

7:30 ダーリンも身支度も済ませたので、朝食だ。湖畔を目の前に、テーブルが並んでいます。真っ先に夏のテラス席を選んでみたけれど・・・風が強くてペーパーナプキンも飛んでしまう・・・

ブレックファーストメニューは豊富で、デニッシュやパン、タルト系の焼き菓子、ジャムもいろいろ、それにたまご料理も揃っているので、みーことダーリンはスクランブルエッグ。ナッツは大好きな茹で卵。時間をかけて自分で殻をむいて嬉しそうに食べるナッツ。みーこもクロワッサンにカプチーノ。それにフルーツポンチ。ベリーもフルーツヨーグルトを気に入ったよ。

しかしコモ湖を眺めながらゆっくり食べたいけれど・・・風が強すぎて退散としますか。

ダーリンがパソコンで一仕事している間、ナッツとベリーはベッドの上で遊んで、みーこはパッキング!

10:00 チェックアウトを済ませてジェノバに向けて出発だ!

《 ジェノバ ドライブ へつづく 》

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アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ vol.11 ~コモ湖~

2012.08.22 [ 2日目  イタリア コモ ]

20:15 スイスとイタリアの国境を越えたらそこはイタリア・コモ。ハイウェイをすぐに降りて湖半沿いのホテルに向かう。

予定では一般道に入ってから5分程だけど・・・

間違って右に行くのを左方向に入ってしまった!!トンネルに入って迂回の出来ない湖半沿いの道・・・ロスってしまった・・・

方向修正してホテルのある反対方向を走らせる。左手にはコモ湖が夕暮れ時できらきら。散歩をする人もちらほら。地図上でホテルのある地点にたどり着いたけれど、ホテルらしきエントランスが見当たらない・・・??みーこ1人車を降りて建物を見回るけど、どうもホテルではないようだ。誰かの大きな邸宅??そこら辺を歩いている人に訪ねてみよう。せっかく覚えたイタリア語を使ってみよう。「Pardon. Dov’e la …….?」すると、「あなた英語しゃべりますか?」って。と言うことで英語で教えてくれた ❀ イタリアに入って、初めてのイタリア語会話って頑張ってみたけど、英語だった。

どうやらGoogle 地図が示したいた位置より、もう少し先らしい。

20:30 道を尋ねてから1,2分で到着。本当に湖畔に立つホテル。レセプションには流暢な英語を話してテキパキと仕事をこなす女性スタッフ。車を指定のパーキングエリアに置きに行ったダーリンを待っていると、「ご主人にはお部屋番号を伝えておくので、先にお部屋に案内しますね。」とナッツとベリーを連れたみーこ達を部屋に通してくれた。

こじんまりとした部屋だけど、窓の下はコモ湖。ザブーンと湖水が岸を打つ音が聞こえる。うっとりする光景が広がっています。日も落ちて辺りは暗くなり始め、反対湖半に輝くライトが水に映って、自然のライトアップ。

お腹が空いたナッツ。イタリアでパスタを食べるのを待っていたナッツ。ダーリンも戻って来たのでこの湖畔を眺めながらこのホテルで食事にしよう。

20:45 しかし、今夜はもう満席らしい。仕方がないので、外に行こう。レセプションの女性スタッフにお薦めのお店を紹介してもらいタクシーで移動。

レストランが何件か立ち並ぶコモ湖畔の広場。バカンスシーズンもあって夜の9時過ぎでも人がいっぱい。残念ながら教えてもらったお店も満席で入れない・・・どこかいいところないかな。歩いて探そう。メリーゴーランドが賑やか。ナッツも遊びたいけど、腹が減って遊べない。さっきにご飯、ご飯。

21:30 THAI という名のイタリアンレストラン。ちょっと不思議だけど、人も少ないし遅いのでここに決めよう。ウェイターさん曰く、オーナーシェフがタイ人と言うことでこの名が付いているって、教えてくれた。しかも日本人ひいきのウェイターさんで日本人と言うことで、割り箸を用意してくれた。サラダはこの箸で頂こう。パスタは3種類。フンギとポモロードとこのお店一押しのエビのトマトパスタ。

が、料理が運ばれる前にナッツは寝入ってしまった!あんなにパスタを食べたがっていたのに・・・

まっ、ベリーも寝ているのでダーリンと2人、ワインと一緒にゆっくり頂きましょう。

さすがに大食いの我らも年々胃が小さくなってきて、しかも一皿のボリュームもあるので、3つも注文してしまいどうしよう・・・と思っていたら急にナッツが起き出した!!そして念願のポモドーロを食べつくし、おかげで完食!

そして、ダーリンが一言「どうして、スイス側にホテルを取らなかったんだよぉ~。カジノがあったのに・・・・」そこだけはしっかりガイドブック読んでいたのね・・・・

タクシーを呼んでもらいホテルに戻って旅のゆっくり休むとしよう。 今夜はカジノはないよぉ~

《 コモ湖の朝食 につづく 》

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アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ vol.10 ~スステン峠 アルプス越えドライブ~

2012.08.22 [ 2日目 トゥーン湖~スステン峠 スイスからイタリアへ ]

16:30 もう4時半だ!トゥーン湖の最北西端のトゥーンを出発して、スステン峠を越えて、時間が許せばゴッタルド峠を越えてイタリアはコモまでドライブ。

4時半と言えども、日差しはまだまだ昼間の光。走行方向の左手に広がるトゥーン湖の湖畔では水着になって泳いだり日向ぼっこする人がいます。マイリンゲンまでは時速100kmで走れる穏やかなハイウェイ。でもマイリンゲンを過ぎると道は急な坂道になりカーブもいっぱい。時にはピンカーブ。でもすれ違いも十分できる幅なのでその点は安心できます。

緑の草原が一面に広がり、斜面の上には山小屋が所々に立っています。まさしく、小さい頃テレビでみた〝アルプスの少女ハイジ″の場面がそのまま、今目の前に広がっています。それにしてもあの“アルムのおじいさん”の家のような高い丘の上に立つ山小屋までどうやっていくのだろう???もちろん、車が通っているような道はない。と言うことは・・・・やっぱりハイジやペーターのようにあの斜面を駆け上って行くのだろう。知識がないから空想の世界のまま夢を持ってこの結論で終わっておこう。

所々に立つスイスの山小屋は木組みの4~5階建ての三角屋根の家はとっても絵になる。そして、その窓には赤や黄色など発色のよい花が飾られています。昔おばあちゃん家にあった写真で見た風景がそのまま。子どもながらに素敵な景色だなと思っていたけれど、それはこのスイスの夏の山小屋の立つ景色でした。

写真を撮ろうとカメラを開くと・・・あれバッテリーマークが!!やばい午前中のベルンやさっきのトゥーンで写真を撮り過ぎてバッテリー切れだ!!こんな素敵な景色が広がっているのにぃ~!!

途中にロープーウェイを発見。ちょっと寄ってみよう。でも、1時間以上かかるコースばかり。このロープーウェイに乗ればもっと眺めのいい山の山頂に行けるようだ。知っていれば時間を取っていたけれど、もう6時近い。今回は諦めて、もう一度スイスを訪ねる楽しみに残しておこう。

目に焼きつけながらスステン峠を登る。氷河が残る鋭い山。安全な路肩に車を止めてこの景色を堪能しよう。空気はさわやか。高山植物がとってもかわいい。今の時期しか顔を出せないんだよね。冬になればここも雪で覆われて寒い雪山になってしまう。夏に出会えてありがとう 

かろうじて1枚写真を取るだけのバッテリーが復活!

 

7:15 スステン峠の次にあるゴッタルド峠を通りたいけれど、時間がないのでこれも次回のお楽しみ。再びハイウェイに乗ってイタリアまで一直線。アルプス山脈を越えるのはトンネル。時速100km以上で走っても10分以上もかかる。ちょっと不安に駆られる。本当に出れるのかなぁ・・・まるで映画の『DAY AND NIGHT』に入りこんだ気分。ようやくトンネルの出口の明かりが見えてほっとする。それにしてもこのトンネルひとつであのアルプス山脈を越えられてしまうのだから、なんだかあっけない・・・ゴッタルド峠を通れば達成感があるんだろうな。

コモまであと一息という所で、サービスエリアに寄って行こう。このサービスエリアはスイスにあるけれど、イタリア食材が充実していて、レストランも美味しそうなイタリアン。ここで食べたいけれど、コモまで我慢しよう。

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