8月のローマ ヴェネト通り

アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ vol.23

2012.08.25   [  5日目 オルヴィエート~ローマ ローマ・ヴェネト通りの夜 ]

15:15 暑いオルヴィエートの町を出発。喉はカラカラ。早くドリンクを買いたい!駐車場を出て、ハイウェイに乗るまでの通り道には残念ながらドリンクを売るようなお店が見当たらない・・・

ハイウェイに乗ってサービスエリアまで我慢。AUTO GRILL(ヨーロッパのハイウェイにあるサービスエリアの名称)を発見。ここに早速立ち寄ろう。中は充実していて、お土産用のパスタの種類も他の食材も豊富。イタリアのハイウェイなのに、なんでここまでお土産用のパスタが多いんだぁ??スーパーでも買えそうなのに??イタリア人でない我らのような外国人の為にこんなにそろえてくれているのかと思うほど。空港よりも多いかも!

ついつい買いもしないのに品定めしたくなる。店内はクーラーが効いているので喉も渇きも落ち着いてしまい、品定め。でもカウンターにコールドドリンクの写真を見るとやっぱり喉が渇いてきた。ミネラルウォーターとアイスクリームで一休み。

結局20分近くも店内をぶらついてから、再びローマに向かってドライブ開始。

Orvieto  ~  Rome  120km (1時間20分)

ローマに近づくにつれて車も増えてくる。スマホのGPSを使ってホテルまでのルートを確保。大都市周辺の環状線はどの国でも枝分かれしているし、どこの入り口を降りるかによって目的地までの所要時間が大きく変わって来ます。GPSの案内通りに入口を降りて一般道へ。夕方5時半でも渋滞もなくスムーズに走行。これってやっぱり8月だから?!

17:30 道に迷うことなくホテルのあるヴェネト通りに到着。7年前に泊まり、4年前にもぶらぶら歩いたこのヴェネト通り。ポプラの並木道。迷うことなくホテルに到着。車もホテルのエントランス前にパーキングOK.荷物も楽ちん。

広いお部屋に入るとナッツもベリーも大喜び。かくれんぼして遊んでいる。ドライバーで疲れたダーリンは一休み。でもちょっとは外に出たい!タクシーを呼んでスペイン広場に向かおう。

18:00 ヴェネト通りからスペイン広場までは歩いても行ける距離だけど、疲れているし、時間もないのでタクシーを利用。スペイン広場に通じるCorso通りで降ろしてもらい、ウィンドーショッピングをしながらスペイン広場まで。8月は閉店しているとの事ですが、さすが観光客で賑わうこのスペイン広場周辺の大抵のお店は開店中。サマーラストバーゲンの時期。掘り出し物が見つかればいいな。閉店時間とにらめっこしながら、気になるお店を覗いてショッピング。ナッツ&ベリー&姪っ子スプリングのかわいいバッグや帽子をget!でもだんだん、お店が閉まって行く。閉店時間は7時から7時半、遅くても8時。そろそろスペイン広場。ナッツとダーリンが階段を登って「写真を撮って~。」って手を振っているけど、こんな人ごみの中じゃどこにいるかわからないよ~!

階段を登って行ったきり戻ってこないダーリンとナッツ。我、ベリーと一緒にホテルの方向に歩いて行こう。でもスペイン広場脇の記念碑(?)の前で待っていよう。

 

8時前まで開いているお店をぶらぶら。それでも閉店してしまったお店ばかりになったので、そろそろホテルに戻ろう。

20:00 ナッツも疲れているのでタクシーでホテルまで。お部屋に戻ったら即シャワー。バスタブにゆったり入ってさっぱりしたら、ホテル前にPepperoni でディナー。7年前に食べたプッタネスカの味が忘れられない!でもこのプッタネスカを出しているお店はほとんどない。だって「娼婦のパスタ」という意味だからこの名で置いている店がほとんどなく、今回の旅でもここが初めて!アンチョビとケイパーとオリーブの効いたトマトソースが絶妙!

しかしお昼に食べたボリューム満点のパスタ&ピザがまだお腹に響いている。ナッツも疲れ果ててベビーカーの中で寝てしまった・・・それでも今夜が今回旅行最後のディナー。食べずにはいられない!ロケットサラダとライスコロッケ、ボンゴレビアンコ、そしてプッタネスカ。

料理が運ばれて来るまで、ベリーとヴェネト通りを散歩。この通りはレストランが通り沿いにテラス席を設けているのでとっても賑やか。通りに置かれたディスプレイも興味と食欲を惹きます。昼間のボリュームを想像していたら、手ごろなスモールサイズ。(といっても普通の量はあります。)

テーブルに戻るとサラダとライスコロッケが運ばれていた。ワインのつまみには手ごろなサイズで味も◎ ベリーは寝る気配がなく椅子の上で上機嫌。続いて運ばれてきたパスタも昼間のボリュームの半分以下。日本で食べる量より少し多いくらいで、よかった。お店によってボリュームがまちまちです。

味は思っていたように濃厚なトマトソース。なんだかもう一皿食べたいくらい。でも腹八分目にしてデザートを注文しよう。パンナコッタは売り切れなのでティラミスを注文。こちらもそれほど大きくないのでぺろりと平らげてしまいます。もの足りない・・・・

と言うことで、最後にホテルのバールでアイスクリームを食べてお部屋に戻ろう。それにしても一皿€10のアイスクリ―ムだけあって味は濃厚。御馳走様でした。こんな美味しいディナー。&デザートがあったにも関わらず、ナッツは夢の中。歯のないベリーはデザートをペロペロと美味しいトコロを頂いっていきました!

《 8月のローマショッピング へつづく 》

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オルヴィエートの朝と旧市街地散策

アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ vol.22

2012.08.24  [ 4日目 オルヴィエート旧市街地 ]

7:00 ホテル ラ バディア(Hotel La Badia Di Orvieto)の朝はとっても美しい。部屋の窓に射しこむ朝日は眩しい。そして外に出ると、朝の涼しい空気が新鮮。昨夜泊まった部屋のある建物の脇から対丘の旧市街地オルヴィエートが額の中絵のように見える。朝日に照らされて立派に立っている旧市街地。

ホテル ラ バディア(Hotel La Badia Di Orvieto)の外壁は茶色いレンガ造り。それに映えるように濃緑と紅色のベゴニア。キラキラ光る木々の葉。

朝食会場は昨夜食事したテラスではなく室内のダイニングルーム。だれもいないダイニングルームにはいっぱいの朝食メニューが並べれている。パンにヨーグルトにフルーツ、ジュース。どれも美味しそうで迷ってしまう。そのなかでもクロワッサンは格別!!お腹一杯でももう一個、カプチーノと一緒にぺロりと食べてしまった!

お部屋に戻ってゆっくりしよう。いつもなら〝即チェックアウト″と言うところだけど、こんなに広くてタイムスリップしたようなお部屋。ナッツも喜んでいるのでチェックアウトぎりぎりまでここにステイしよう。ナッツ&ベリー&ダーリン3人ベビーコットの中でお風呂ごっこして仲良く遊んでいる!

10:00 チェックアウトの時間が来たので、対丘の旧市街地に行こう。城壁の丘の下をぐるりと回って行くと、ありました、公共駐車場。スペインのトレドと似ている。オルヴィエートは階段もしくはエレベーターで丘の上まで行きます。(トレドはエスカレーターでした。)ベリーのベビーカーがあるのでエレベーターを利用します。

エレベーターのドアが開くとそこには古い佇まい。まだ開店前のリストランテの店先の掃除をするおじさん。小道は人気がなく静か。

中心と思われる方向に向かってゆっくり10分程歩くと、賑やかになって来た。市庁舎前の広場では小さなマーケットが開かれている。手作りの革製バッグや壁掛けの絵画、アクセサリーや洋服など様々な手芸品が売られています。周りのお店も開店しているので、ちょっと覗いてみる。ついついショッピング。

マーケット前のお店のテイストがすっかり気に入って買い込んでしまったけど、よくみると道の先に両脇にお店が並んでいる。あっちもこっちも気になる  、気になる。この後ローマに行くけれど、今日はここオルヴィエートを満喫して行こう。夜までにローマに到着すればOK!勝手にスケジュール調整が利くのも自由気ままな旅の醍醐味。

小さな町だけど、ワイン屋、服屋、雑貨、バール、この通りにはいろいろなお店が並んでいます。ワインショップでいろいろ試飲させてもらって、お土産用のワインを購入。さらにすぐ隣のワイン屋でもまたまたワインを購入。ベビーカーのかごが重くなった!

なんだかんだですでに正午過ぎ。周りはランチタイム突入の雰囲気。お店がどんどんCLOSEして行く。我らもランチタイムにしよう。小さな中庭で食事が取れるレストランを発見。ここにしよう。あまり広くないスペースに3テーブルだけ置かれたキッチン裏の中庭。キッチンからは調理器具がカタカタいう音と、話し声が聞こえてきて賑やか。レストラン内にはいくつもテーブル席があって、数組お客さんがいたけれど、かなり離れているのでゆったり食事ができそう ❀ しばらくして隣席に老夫婦がやって来た。

サラダとスモールサイズのピザ、パスタは各自スモールサイズで注文。ナッツはいつもの(毎回!)ポモロード、ダーリンはぺペロンチーノ、みーこはアマトリチャ‐ナ。そして白ワインをグラスで注文。すぐにパンとワインが運ばれてきたけれど、サラダもピザもやってこない。キッチンからは愉快な笑い声も聞こえてくるけど・・・お隣のピザはやって来ているのに・・・

おまけにこの中庭は蚊の住処!みーこもナッツも刺されてかゆい!かゆい!テーブルの向こうに香取線香が置かれていたので、席のそばに置くけれど、これで蚊から逃れるかなぁ~?

ナッツ&ベリーも飽きてきているので、ちょっと通りに出て散歩しよう。数十分前まで開店していたお店もシャッターを閉めている。そしてレストランやカフェのテラスはお客さんでいっぱい。これぞヨーロッパの昼食時の商店街。お店の方も昼休みはしっかり休むのがヨーロッパ流。

まだランチタイムに入っていない手芸店を発見。ナッツの幼稚園用具の手作りに使うレースを買って行こう。メートル売りなので、片言のイタリア語とジェスチャーでお買い物。するとダーリンから電話。「料理が運ばれてきているから早くぅ!」って!

レストランから離れた手芸店だったので走って戻ると、ダーリンはすでに半分近く食べていた。「出て行ってしばらくして料理が運ばれて来たんだよ!なかなか戻って来ないんだもん!冷めてるよ!」タイミングが悪かったなぁ。

それにしてもスモールサイズで注文したパスタ。日本の3倍はあるけど、これってピッコロ???ピザだって、普通のMサイズより大きいよね???とりあえず頂きますか。サラダもオリーブとチーズがたっぷり!オリーブ好きのナッツは大喜び。そして大人顔負けで通常の3倍近くあるパスタを半分以上も食べるナッツ。本当にパスタが好きなのです。

みーこも頑張って8割は食べて、そしてピザ。ピザも美味しいけど、そろそろお腹も限界ですねぇ~ ダーリンはパスタを食べきりました。サラダはオーリブが多過ぎて・・・お会計でレシートを見るとパスタは普通サイズでした。(1品約€10、ピッコロは約€5)店員さん間違えっちゃったのね・・・イタリアの中でもかなりボリュームのあるお店です。ピザはピッコロサイズで我ら日本人には普通サイズ。ということは、このお店の普通サイズのピザはどんだけ大きいのかなぁ~?それにしてもよく食べました。

お店を出て駐車場へ戻る道はさっき通った道。マーケットが開かれていた広場もすでに店じまいで静まり帰っている。それにみーこが気に入って入り浸っていたお店も昼休み中。良かった!先に買い物しておいて。ヨーロッパでは昼休みがあるのでショッピング時間は要注意!

それにしても駐車場への裏道はどこだっけ???迷子だぁ!すると「ドゥオーモに行こう!」とダーリン。再び暑い日差しの下を駐車場とは反対方向に歩いて行く。裏道で何もない。静かな住宅街。家先には赤やピンク、紫などお花がきれいに飾られています。素朴な風景を見るだけでも楽しい裏道散策。こんな素敵な中世の町に住んでいるなんて、憧れる。それにしても喉もカラカラ。少しでも日陰を求めて歩く、歩く。

そして道の先に見えてきたドゥオーモの壁画。ピンクや水色など淡い色使いのきらびやかな壁画。近づくにつれて大きくなってくる。

そして道が開けると、どーーんっとドゥオーモが立っていた!来た甲斐有、見る甲斐有のドゥオーモ。

4人の写真を撮ってもらおう。イギリスから旅行しているというお爺さんにお願いすると「私はねぇ~」と一緒に旅行に来ている家族を紹介してくれた。息子さんはみーこ達と同年代でイギリスでスタジオを経営しているという実業家。気さくなイギリス紳士でした。

ドゥオーモ前のお土産屋さんに入ると全品半額セール!!みーこのコレクションのミニチュアハウスをget!またベビーカーのかごが重くなった。

目的はだいたい済んだよね。迷子になった駐車場に戻ろう。喉はすっかりカラカラだけど、この住宅街の裏道にはカフェもバールもない。車に乗るまで我慢。

運よく駐車場へのエレベータにすんなり辿りつけたので、車まではあと少し。車に乗ったらすぐにドリンクを求めよう!(普通の人ならボトルを持ち歩くんですけどねぇ~)

《 vol.23  8月のローマ ヴェネト通り へつづく 》

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丘の上のオルヴィエート 

アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ vol.21

2012.08.24 [ 4日目フィレンチェ~オルヴィエート ]

16:30 フィレンチェの街角の公園で遊び終えて、車に乗ってローマの北にあるオルヴィエートに向かいます。

FRENZE ~ ORVIETO  約170km (1時間40分)

気付くとガソリンが底を切っている!!早くGSを見つけないと大変!それでもこの状況を楽しんでいるダーリン(この日本ですら幾度かガス欠を経験しているダーリン!凝りません!)!!!こんなハイウェイでガス欠なんてーーーーーーー想像しただけでも恐ろしい!早くGS出てこないかな~。

ぎりぎりGS発見!「ここスルーして次のGSでもいい?」とダーリン!冗談でもやめてくれぇ!

18:00 無事にガソリン補給をしてオルヴィエートに向かいます。まだまだ日差しが強い夕方(?)6時。トスカーナの田園風景のドライブ。ふと現れる田園地帯の中の集落、ガイドブックには載っていない趣きのある町や村。もっと時間があるときに1つ1つ訪れたいな。

そしてはるか遠くの右手に見えてきた丘の上の集落。あれこそ4年前の夏に「あの城壁の村は何??」と感激して通り過ぎた町オルヴィエート。たった4年後に戻って来れるとは思ってもいなかった。感無量。

それにしても発見してからかなり距離がある。フィレンチェからローマに向かってハイウェイを走るとオルヴィエートの町を少し通りこしてから、ハイウェイを降りて町に入ります。

今夜の宿は城壁で囲まれた旧市街と対面してある丘の上のHotel La Badia di Orvieto。6世紀の修道院を利用したホテル。とっても楽しみ。

でもホテルに入る入り口を行き過ぎてぐんぐん丘を登ってしまった!オリーブ畑が一面に広がるトスカーナの夏。道端でUターンしてホテルへ。

18:35 砂利道を進んで、どこだろうレセプション?至るドアは開放されていてるけど、人気がない・・・レストラン近くにレセプション発見。日本人のお客さんはそういないから、すぐに分かってくれて、お部屋に案内してくれた。レセプションのあるメインの建物とは別の一回り小さな、それでも4,5個の客室のある建物へ。ドアを開けるととっても広いお部屋。ベットからソフまでの間はうゆったり。バスルームも広い。窓から赤茶けたレンガ造りの建物と紅いベゴニアがよく見える。そしてアンティーク調のお部屋。タイムスリップしたかのよう。

早速、広いバスルームでシャワーを浴びてさっぱりしよう。ディナーは8時にこのホテルに予約。それまで日が暮れるひととき、このホテルの敷地内を散歩。ベリーをベビーカーに乗せて寝かしつける作戦でもあります。

 

 

見事ディナー前に寝てくれたので、ゆっくり食事が出来る  ナッツも大好きなポモロードを注文。みーこはこれでもって言うくらいに乗ったモッツアレラチーズのサラダと黒トリュフのパスタ。

ダーリンはズッキーニのフラン、パプリカとレモン&バジルソースのパスタ、そしてメインにカルパッチョ風ルッコラ添の魚を地元の白ワインと共に楽しむ。

ロウソクとわずかなライトの明かりで暖かい雰囲気に包まれたガーデンテラスで頂きます。他のお客さんは、みーこ達のテーブルから離れた席に1組だけ。おしゃべりナッツも寝てしまい、虫の音と風の音を聞きながら、ゆっくりワインと食事。デザートにカスタードクリームとパフ、フルーツパフェ風を頂きました。雰囲気も味も全てが はなマル 

《 vol.22  オルヴィエートの朝と旧市街地散策 へつづく 》

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花の都 フィレンチェ ヴェッキオ橋 

アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ vol.20

2012.08.24  [ 4日目 ピサ~フィレンチェ ヴェッキオ橋と公園 ]

13:30  ピサを出発して本来なら1時間弱で到着予定のフィレンチェ。だけど、ハイウェイを降りてからの市街地で、GPSの設定位置を間違えて30分以上も時間のロス・・・4年前の夏に来たフィレンチェだからダーリンはスル―したかったようだけど、前回花の都フェレンチェを満喫しきれなかったみーこは再び、この都を訪れたかったのです。前回見落としたヴェッキオ橋、これを見るのが今回の目的。(しかし、4年前の日記を読むとこのヴェッキオ橋をウィフィツッ美術館から見ていた!)

14:45 でも、このヴェッキオ橋からかなり離れた所にGPSを設定し、しかも一方通行ばかりでなかなか目的地付近にたどり着けない・・・結局ヴェッキオ橋から離れた、ユダヤ教会北にある公園前に駐車して歩く事に。

もちろん公園を目にしたナッツが黙っているわけがない!!ここは「帰りにブランコしようね。」とだましてヴェッキオ橋に向かう。これまたスマホのGPSを使ってヴェッキオ橋まで歩いて行く。駐車し所から1km程。でも石畳なのでちょっと歩きづらい。ユダヤ教会付近はあまり人気がない、静かな裏通り。そして、チョンビ市場のロッジアまで来ると人気が多くなってきて、イタリア版100円ショップも数軒発見!

ちょっと中をのぞいてみよう。売られている商品は日本にありそうな物から、ヨーロッパデザインの物が並んでいるけれど、日本の100円ショップの方が断然品数も雰囲気も上!そしてやはり〝メイド イン チャイナ〝の文字。安いにはわけがあります。喉が渇いたのでお水を買って行こう。

 

再び暑い石畳の上をヴェッキオ橋に向かって歩いて行く。だんだん賑やかになって来て、どうやら観光のメインに着いたよう。サンタ・クローチェ教会やヴェッキオ宮前は観光客でいっぱい。

ヴェッキオ橋まではもうすぐ。ダーリンのナビで、こっちの角、あっちの角を曲がって、ジェラ―ト屋さんの前に出た。「ここだよ。」と言われても、イメージしていたヴェッキオ橋はない。

そう、ヴェッキオ橋は遠くから見れば橋の上に家が並んでいて、これが有名な光景。でも自身が橋の上や橋を目の前にしていると周りの道となんら変わりはない。なので橋から離れて川沿いにヴェッキオ橋を眺めてみよう。

うん、これが見たかったヴェッキオ橋!

目的のヴェッキオ橋を拝めたので、後は車まで戻るのみ。それにしても8月のイタリア都市部のお店はバカンス休暇中という説もあるけれど、この辺りのお土産屋さんは健全。真夏の暑い最中も特産のマフラーやスカーフも売られている。もちろん、チェック!!3枚で€20の薄手のマフラーを購入。色のグラデーションがきれいなのでついつい手が伸びた。

暑い夏のフェレンチェ、ジェラ―トが食べたくなる。フィレンチェのドゥオーモは豪華なのでこちらも拝見してから行こう。ドゥオーモの脇にある売店のジェラ―トを1個買って、仲良く家族4人で食べ歩き。

それにしてもヴェッキオ橋から車までは結構離れていた。石畳を歩くのは足に応えるので、ヨーロッパを歩く時は、おしゃれよりも履きなれた靴を選ぶのが一番。ようやく車が見えてくると、ナッツのスイッチが入った!そう、駐車前の公園がナッツの目的!みーこ、ダーリン、ベリーはベンチで一休み。

するとまだ1、2歳くらいの女の子を連れたママさんが「かわいい赤ちゃんねぇ。」とベリーを見て話し掛けてきた。もちろん、イタリア語で。なんとなく単語と、雰囲気で何を言っているのか分かっても、うまく言葉が出てこない。それでもここ1ヵ月、頑張って覚えたイタリア語で答えてみた。「うちの子は食べるけど、この子はもう食べるの?」って聞いてきたけれど、ベリーちゃん、日本の暑さで食欲不振中。ほとんど食べてくれません。だから「少し・・・」とお返事。このママさんが気さくなのか、イタリア人が気さくなのか、旅行者には嬉しい限りのフレンドリーです。

遊びに夢中のナッツ。そろそろ行こうよぉ~。ポプラの木からはらはらと葉っぱが舞って来ます。日差しは夏の装いだけど、木陰の風は秋を思わせます。

《 vol.21 丘の上のオルヴィエート へつづく 》

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ピサの斜塔 ドライブ

アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ vol.19

2012.08.24  [ 4日目 カラーラ~ピサへドライブ&観光 ]

カラーラを出発して60km先(45分)のピサへ向かう。Villa Belverde B&Bからカラーラのハイウェイの入り口はすぐ。そして、ハイウェイ1本道でピサの斜塔に到着予定。

が、一歩間違えフィレンチェ行きのルートに入ってしまった!そう、ピサへのルートとフィレンチェのルートはピサの数キロ手前で枝分かれになっているのです。南に行けばピサは目前!でも東に行くとピサが少々遠のいてしまいます。

間違えた!フェレンチェ行きの東側ルートに入ってしまった。ハイウェイを降りるゲートが出てこない。5分以上走らせてようやくハイウェイを一度降りて、再びハイウェイに乗り換える。そう、イタリアは日本と同じ料金制。だからチケットを取って、ピサに向かう。戻ってルートを修正して約10分程でピサの一般道。

11:00 一般道はのどかな光景。いったいどこに有名なピサがあるのだろう?らしき塔が見えないけど、前の車の後ろをついていこう。するとなんだか城壁らしきものが見えて来た。回りは静かな田舎の町並み。どうやらこの城壁が臭う。この城壁の周りに多くの観光客。城壁近くに路駐。車から降りると強い日差しが肌を射してくる。ナッツはベビーカーに乗り、ベリーはみーこのババスリングの中に入り、さらに日陰を探して歩く。塗装がされている歩道はカンカン照りの暑い日差しの下なので、城壁で日陰になった歩きづらい、でこぼこの土の上を歩く。でもしばらくするとカンカン照りの日差しの下。それにしてもまだピサの斜塔は見えてこない・・・

カンカン照りの歩道では露店が開かれている。アフリカン系の方がお店を出していて、もちろんアフリカン系の雑貨や偽物ブランドなどが売られています。

そして城壁に沿って角を曲がると・・・・

露店がいっぱい!!!わんさか、わんさか、雑貨の山!!ピサの斜塔の陶器やマグネット、置物etc・・・日本人と分かれば、「こんにちは~」「日本人~」などと日本語が飛び交って来ます。置物も一見どこも同じように見えるけど、目を凝らしてみるとそれぞれ大きさや素材、デザインが異なっています。同じ物でも、値段が違う!時間があるのなら比べる価値あり!

お土産探しは後にして、ピサを見るぞ!!それにしてもすごい露店の数。目的の斜塔にたどり着くまでにレストランまで出てきたぞ!乾燥パスタを売るお店、フルーツを売るお店。寄り道したくなる。

ようやくポリスが立つ城壁入口に到着。ここからもよく見える。チケットを買って中に入ってみと・・・

観光客がいっぱい。しかも日本の中学生の修学旅行団がいる!ピサの斜塔よりも中学生の旅行先がイタリアと言う現状にびっくり!!!!ぎっしり露店が並んでいるけれど、どこの店を見ても日本の中学生。その脇で先生が「あと10分で集合だぞぉ!急げ~。」と叫んでいる!なんだか日本の観光地にいる気分・・・

ダーリンはナッツに「あの塔倒れるかも!そばに行って見てみよう。」と言って、ピサの斜塔のお勉強。みーこはベリーを抱っこして露店を拝見。外の露店よりも質のいい物を売る店が多いみたい。クレジットカードが使えるお店もあるけれど、やっぱり現金の方が使い勝手よさそうだ。でも外と同様に、似ている物も微妙に違ったり、値段などお店によってみんな違います。

ナッツも暑いのか日本から持って来たベビー用麦茶を飲みまくる。もうお昼の時間を過ぎている。ピサの斜塔とドォーモを眺めながら敷地内を出て、再び露店内へ。色とりどり、形がさまざまな乾燥パスタに魅かれる。お土産になると思い大量買い!(でも本当は都市部で買った方が安いです。)荷物になってしまった。

車の方へ歩いているとピザのいい匂い。お腹も空いているし、ここでランチにしようかな。雰囲気を選ばずに、客引きしているお店に決定。ピザとサラダとポモドーロの三品をオーダー。すぐにサラダはやって来て、ピザもスパゲッティもすぐにやって来た!軽くランチを済ませたい我らには嬉しい限り。アンチョビの効いたピザも薄い生地で美味しい。ポモロードも無難に美味しい。イタリア版食堂っていう味かな。ボリュームは少なからず、多過ぎず、適度に多い量。御馳走様でした。

次はフィレンチェ。ダーリンが一足先に車を取りに行ってくれている間、ナッツのエプロンを選んでおこう。日本で見かけない可愛いエプロンを安く手に入れることができました。

《 vol.20  花の都 フィレンチェ へつづく 》

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カラーラ(トスカーナ州)の朝 in Villa Belvede

アルプス越え イタリア・スイス・ドイツ ドライブ vol.18

2012.08.24   [ 4日目 カラーラの朝食 ]

7:00 目が覚める。とっても気持ちのいい朝。キッチンのテラスに出てトスカーナの朝の風景を満喫。一晩だけの我が家の庭は美しい。昨夜手洗いした洗濯物はあまり乾いていない・・・

7:45 ダーリンの身支度も簡単に済ませて、朝食を頂こう。ゲストは我らともう一組しかいないのにとっても豪華な朝食。パンやフルーツはもちろん、自家製御自慢のタルト。それにこの辺りで採れたこれまた自慢のはちみつ。どれを頂こうか迷ってしまいます。

ヨーロッパの一般的な朝食はパンにフルーツ、ヨーグルトなど。それに御自慢の焼き菓子が出てくることも!チーズやハムが用意されている場合もあります。我らみーこ族は、甘党なので毎朝甘ーいパンにフルーツが定番だからヨーロッパの朝食は嬉しい限り。でも、和食派にはもの足りないかも・・・(おやつ???)

ナッツはクロワッサンにチョコペースト、みーこはジャム。歯のないベリーは甘―いヨーグルト。それにカプチーノやフレッシュオレンジジュース。ゆっくり時間をかけて、このお庭と向こうに見えるトスカーナの山を眺めながら頂きます。

するとオーナー夫人が「今日のご予定は?よければマーブルツアーはどう?」と提案してきた。どうやらこのカラーラ周辺の山は大理石の採石で有名らしく、その見学ツアーがあるようだ。確かに山は薄い灰色や白色をしている。この暑い夏にも関わらず、みーこは雪が積もっている!と思っていた!!!それは大理石だったようだ。でも、今日はフィレンチェによって、それからオルヴィエートまでドライブ。ダーリンがピサに行きたがっているから、これも今日のプランに組み込まれるとマーブルツアーに行く時間はないので、残念だけどお断りだ・・・

朝食を摂ったソファで写真を撮って部屋に戻る。時間が許す限りこの大きなお家でゆっくりして市から出発しよう。

チェックアウトの際、オーナー夫人の御主人様もご登場。ビアンカちゃんと一緒に記念撮影をしてこの邸宅ともArrivederci~

《 ピサの斜塔 ドライブ につづく 》

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カラーラ in イタリア Villa Belverde 

アルプス越え イタリア・スイス・ドイツドライブ vol.17

20:00 ようやくチンクエテッレの長く険しい、命がけの(?)ドライブを終えて、今夜の宿のあるカラーラに到着。ラ・スペツィアからあっという間だった。ハイウェイを降りてすぐの大通り沿いにあるB&Bのプチホテルが今夜のお宿。これまたGPSに頼って走行。

GPSが示す場所までやって来たがB&Bのホテルらしき看板も建物も見つからない。車を降りて住所の番地を探す。ストリート名は大通りなので、今いる通りは合っている。番地はどこだろう・・・

番地から判断すると、この大きなお邸宅が妥当かな。思い切ってインターホンを鳴らしてみよう。「ボンジョールノ~!」すると女性が英語で対応してくれた。我らが今夜のゲストとわかってくれたみたい。まぁ、発音が違えばすぐにわかって当然か!

流暢な英語を話す若い女性オーナー。車を駐車して我らの大きなスーツケースやバッグを取りだすと、さっさと運んでくれる。決して体格がいいわけではないのに力持ち!

そして、2階の部屋まであの重いスーツケースを運んでくれて、部屋の使い方を説明してくれる。これまた流暢な英語が息つく間もなく口から出てくる!こっちが口出しする間もないほどに!案内された部屋は我らの家より大きなお部屋。と言うよりもお家。

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8畳以上もあるロビー、キングサイズベッドと背高い洋服ダンスが置いてある広々としたベッドルーム、そしてダイニングキッチンはL字のキッチンと冷蔵庫、電子レンジが置かれていて、広々としたダイニングスペースにはソファと4人掛けの大きなダイニングテーブルとイス。それからバスタブはないけれど落ち着いたシャワーブースとトイレと洗面台があるバスルーム。バスルームの窓からはイタリアの町はずれの風景が広がって見える。さらにこの邸宅の広い庭が伺えるバルコニースペース。軽く6畳以上あります。天井も高いので、より一層、我らの住む家がウサギ小屋に思えて仕方ない・・・ナッツも大喜び!収納スペースも1泊ではもったいないほど。

いい部屋だなぁと感心していると、トントンと扉を叩く音が。オーナー夫人だ。扉を開けるとナッツと同じくらいの女の子と一緒だった。先ほどまでお昼寝(?)していた娘のビアンカちゃん。トイストリーのフィギアを持っている。挨拶に来てくれた。ナッツに会いたいらしいけど、恥ずかしがり屋のナッツの反応はイマイチ・・・ごめんねまた明日。

時間はすでに8時半。シャワーを簡単に浴びてディナーに行こう。

9:00 オーナー夫人がまだレセプションにいてくれたので、近くで美味しいパスタが食べられるお店を予約してもらい、タクシーも手配してもらう。タクシードライバーはイタリア語オンリーなので、最後の最後までご夫人が通訳してくれて、レストランまで。

B&Bのある大通りを下って5分ほど。庶民的なレストラン。

エントランスそばの大きな丸テーブルに案内された。奥にテーブルがあるけど、あまり他のお客さんはいなそう。イタリア語しか通じないお店。でもお手伝いでいる、中学生くらいの息子さんが片言の英語で対応してくれた。アンティパストに、タコとジャガイモのオリーブ和え、サラダ、パスタはポモロード、ジェノバソース、ぺペロンチーノ。どれもボリューム満点!そしてメインにマスのグリル・ポテトとズッキーニ添え。

アンティパストは早めに来たけれど、サラダとパスタがなかなか出てこない・・・お腹ぺこぺこのナッツと、いたずらしたいべリー。2人を落ち着かせる為に外に出てぶらぶら散歩。

しばらく外を散歩して戻るとやっとテーブルにパスタが並んでいた。かなりの量!!!まだメインの魚があるんだよねぇ~???食べきれるかな?それにしてもジェノバソースは日本のジェノバソースの方が美味しいかも・・・ジャガイモやいんげんが入ってるのは日本だけなのか、この店が違うのか・・・

サラダがなかなか出てこない。どうやら忘れられているらしい。マスのグリルはパスタの後にすぐに出てきた。思ったよりボリュームはなく、味付けもオリーブオイルと塩でさっぱりしているので食べやすい。パスタは完食できなかったけれど、こちらのグリルは完食。

タクシーを呼んでもらい今夜のお家に帰る。そして、数日たまった洗濯物を手洗いしておこう。キッチンがあるのでコーヒーを入れてちょっと一息。あ~ここが本当の家ならいいのに思っていると眠気が包み込んできた。大きなベッドでお休みなさいzzzz

《 カラーラの朝食 へ続く 》

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チンクエテッレ・マナローラ

アルプス越え イタリア・スイス・ドイツドライブ vol.16

 

2012.08.23 [ 3日目 マナローラ~ラスペツィア~カラーラ ]

がけ崩れと工事中の山道を通過して、マナローラの漁村近くまでやって来た。やっと魔のドライブルートから解放された。

ようやくの思いでマナローラ(Manarola)の漁村に到着。ここに来るまでにとんでもない道を通ってきたにもかかわらず、無料の駐車場はしっかり完備!ゲートのバーや塗装は壊れかけているけれど、広めの駐車場。ここから歩いて坂道の下にある村に行く。歩きたくないと言うナッツ。来月に4歳になるのに、ベビーカーに乗った!!と言うことは、みーこがベリーを抱っこして歩く。

 

長い下り道。スイスイ下っていくけれど、帰りはどうなるんだろう。この坂道をベリーは抱っこ、ナッツのベビーカーを押していくんだよねぇ~・・・

 5分ほど歩くと村が見えた。斜面にある家や水路の脇にある家。のどかな雰囲気。暑い夏の日だけれども、この水路を眺めていると涼しげな気持ちになってくる。

 

そして、村に入ってすぐの広場から海の方を眺めると、そこにはガイドブックで見た色とりどりの古びた集落が広がっていた。そろそろ日が傾き始める午後7時。海に傾く太陽の日が漁村の背の高い屋根をキラキラ照らしています。

 

小さな広場には観光客が1組程程しかいなく、とっても静か。この広場からマナローラの村を満喫してあの坂道を登って駐車場に戻る。

ナッツよ、ベビーカーから降りてくれぇ~!残念ながら降りてくれず、最近運動不足のダーリンが重~いベビーカーを押して坂道を登っていく。ベリーはみーこの抱っこ。生まれて1年経とうとしているのに、誕生時の2倍の体重に達していないので軽くて助かった。生まれた時は4キロ近くもあったのに、まだ1.5倍にしか体重が増えていないのですねぇ~。

 やっとのことで辛い坂道を登り切って駐車場に戻った。もうひとつ、チンクエテッレの漁村集落、リオマッジョーレが残っているけれど、またグネグネの山道をドライブする気にもなれず、宿のあるカラーラに向かおう。

マナローラからは安心できる一般道を通ってラ・スペツィアへ。海岸沿いをスイスイ走ってラ・スペツィア中心地へ向かう。海岸沿いの道は市街地より高かったので海と市街地を見ながらドライブできます。でも、スイスイ走り過ぎて、カメラに風景を収めるタイミングを逃してしまった!!

ラ・スペツィアからハイウェイに乗ってカラーラまではあっという間。マナローラから40分歩でカラーラに着いてしまいます。もしもジェノバから全てハイウェイにで移動したらラ・スペツィアまでは1時間程。どれだけあの山道が曲者かがわかります。

《 カラーラの夜 につづく 》

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