イタリア・フランス国境の町 レモンのマントン

子連れ南フランス・イタリア・スイスドライブ 2013

2013.08.11 (Sun)

イゾラボーナ(イタリア) ⇒ マントン(フランス) 25km   40min

12:45  イタリアのイゾラボーナからマントンまでは渋滞もなく一般道をスムーズに走って、レモンの町・マントンにやって来た。

が!!!予想以上に大きな町(もちろんニースよりは小さいけど)でバカンスで楽しむ人で賑わっている。簡単に路駐できるスペースが見つかると思っていたら、大間違い!海岸沿いの路駐スペースは満車でどこもギッシリ!我らと同じようにパーキングスペースを見つける車も前に後ろに。

海岸から離れて街の中心の道に入ってみるけど、やっぱりどこもかしこも縦列駐車でギッシリ!日本の縦列駐車のように車の前後に余裕のスペースなんてない!本当にギリギリに上手に縦列駐車をするヨーロッパの人々。スペースを探してグルグルしていると、メリーゴーランドが現れた!「メリーゴーランドに乗るぅ~!」ってナッツ!メリーゴーランドを見つけたからには絶対に載らせなければならない。ちょうどこのメリーゴーランドがある位置が街の中心になっている様子。できるだけこのメリーゴーランドから遠ざからない所にパーキングスペースを見つけたい。

そして、ギリギリ1台分のスペース発見!もうここに止めるしかない!でも本当に前後10cmのスペースがある程度。みーこが誘導してダーリンがハンドルを切る。共同作業で無事に縦列達成!車から降りて、ナッツも足取り軽くメリーゴーランドのあるショッピングストリートへ。

バカンスシーズンのマントンは観光客でいっぱい!メリーゴーランドを囲むように飲食店があるので、目の前のビストロカフェでランチにしよう。ナッツはメリーゴーランドに乗りたがっているので、1回だけ乗せて、ランチタイム。

南フランスに入ったからには、名物ニースサラダを注文。そして、なぜかシチリアサラダがある。シチリアサラダはモッツアレラチーズとトマトがドーンと乗ったサラダ。それからエスカルゴとスパゲッティポモロードを注文。サラダをたっぷり食べれるのが嬉しい!しかもドレッシングはオリーブオイルとバルサミコ酢をお好みでかけれるから、好きな味に調節できるのが本当に嬉しい、フランスやイタリア式サラダ。

 

ナッツもパスタに満足した所でみーこはショッピング、ダーリンはナッツとベリーを連れてメリーゴーランドへ。

許されたわずかな時間、ひとり品定めのマントンショッピング。ギッシリ並べられた石鹸屋さんが目に着く。それからカゴやロウソクなどの雑貨が並ぶお店。値段はそれほど高くなく、お手頃価格の商品を置くお店が多い。その中でもみーこを惹きつけたのは、フランス版というか、マントン版と言うか、激安雑貨店。雑貨以外にも衣類もあって、食品以外なら何でも置いてある。もしかしたら made in china があるかもって疑いながらも、お土産にもなる南仏テイストの陶器や布製品などいろいろあるので、とっても迷ってしまう。ここはダーリンに二人を任せておいて、悔いないように買わなくては!血が騒ぐ!缶もかわいい。キッチン用品も南仏テイストでかわいいので買って行こう。なんていろいろ手に取ってレジへ。

他のお店で石けんやロウソク、カゴなど買って買い物バッグを両手にダーリンとナッツ&べリーの元へ。思う存分メリーゴーランドに乗れたナッツはご機嫌。ベリーも小さなカートに乗ってご満悦の様子。

今度は4人でもう一度、ショッピングストリートをぶらぶら。喉が渇いてきたダーリンが引かれたのは、マントン名物、レモネード。たっぷりのレモンを使って作りたての冷たいレモネードを買って歩き飲み。酸味が効いている。後を引く美味しさ。買い忘れ(?)がないようにショッピングをして、そして、レモネードが気に入ったダーリンは2本目のレモネード。そろそろニースに向かおうかな。

【 vol.22  ニース郊外の町 ロクブリュヌ・カップ・マルタン&ラ・テュルビ へつづく 】

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イタリア・鷹の巣 アプリカーレとイゾラボーナ

子連れ南フランス・イタリア・スイスドライブ 2013 vol.20

2013.08.11 (sun)

7:30 目覚ましのアラームが鳴って目を覚ます。昨夜はこのアプリカーレの村を歩きまわっていたから、とっても疲れたのでまだ体がだるいけど、静かな朝を満喫しよう。疲れ切ったナッツとベリーは、アラームが鳴っても起きない。

玄関横の窓を開けてみる。昨日はただただ、薄暗い部屋前の階段も、今はかすかに朝日が差し込んで、外の景色を照らしている。空気は冷たい。窓を開けていると、夏と言えどもとてもひんやりするので閉めておこう。まだみんな寝ているので、光が差し込むこの窓辺で、誰にも邪魔されずに昨日までの出来事をメモしてまとめておこう。

ちょうど油が乗ってメモをまとめていると、ベリーが目を覚まし、続いてナッツも起き出した。

8:20 身支度を済ませて、外を散策してみる。まだ静まり返った日曜日の朝のアプリカーレ。昨夜通っていない、部屋の脇の細い路地を歩いてみよう。すると、もう少し朝日が差し込んで明るい路地に出た。そして、朝食中の食器がカタカタなる音が聞こえてくる。

そしてダーリンがやって来て、「よくわかったね、そこが朝食ルームだよ。」と言う。食器がカタカタなっていたのは、このB&Bの朝食ルームからだった。なんだかこの村が、このB&Bの敷地のように、宿泊の部屋は村の中に点々としていて、朝食ルームも突然一軒家として現れた!本当に不思議なB&B。赤い猫のしっぽのようなすだれをくぐって、中に入る。そこは白と赤でコーディネートされたモダンな北欧風インテリアの朝食ルーム。この中世そのままのノスタルジックな路地風景からは予想を覆される内装。隣席とはギリギリに並んだ椅子に腰を掛ける。

朝食メニューはクロワッサンやブレッドの他に、焼き菓子がいっぱい。チョコやかんきつ類の味のするバウンドケーキやタルトにクッキー、それにスクランブルエッグやベーコン、チーズ、ポテトのキッシュなどホットディッシュも揃っている。もちろん、フルーツやヨーグルトも!そして、こだわり過ぎるジュースは、ニンジン&レモンのフレッシュジュースと、バナナ&パイナップルジュース。残念ながら、みーことナッツの口には合わなかった・・・

濃厚なヨーグルトにはフルーツとシリアルを添えてベリーが良く食べる。みーこはクロワッサンにカプチーノ。これが最高。それに今日はホットメニュを全食拝借。ベーコンは塩味が強い。ポテトのキッシュはおいしいのでおかわり。でもやっぱり、クロワッサンとカプチーノ。

この朝食ルームでチェックアウトの為の荷物を運んでもらう予約を取る。部屋からレセプションに運んでもらうの€20!高いけど、頼むしかない!全般的に物価が安いイタリアで上手な商売だ!この村を歩くにはバックパックが丁度いい。

9:45 荷物のピックアップが来るまで、15分あるので、もう一度この村を歩いておこう!そうだ!昨夜の広場へ行ってみよう。途中の路地には猫があちらこちらに寝ている。

広場はすっかり片付いていて、素顔の教会前の広場になっている。子どもたちが遊んでいます。昨夜はブッフェスタイルで賑わっていたバールもすっかり、落ち着いて、新聞を片手にカフェを飲むお客さんが数人いるのみ。

部屋に戻ると荷物を運びにおじさんが来ていた。忘れ物はなし!一晩のノスタルジックなアプカーレにさようなら。

€20払って身軽な状態で石畳を歩いて行く。昨夜は遅かったので閉まっていた雑貨屋さん。ちょっと立ち寄ってみよう。手彫りの木でできた、スプーンとフォークを記念に買って帰ろう。

10:30 B&Bレセプション前で荷物を受け取って、家族4人で記念撮影。

アプリカーレ ⇒ イゾラボーナ 2km   5min

そして、車に乗って、隣町のイゾラボーナに行ってみよう。それにしても路駐駐車があると走行が大変な崖道・・・

 

イゾラボーナの駐車場はきちんと公共駐車場が用意されているけど、すでにこの時間から満車状態!ぐるぐるして、運よく歩道の前に空きスペースを発見!ここに止めて、対岸のイゾラボーナに行ってみよう。

 

川を渡ってイゾラボーナ中心に行く。しかし、川底に魚がいることを発見してしまい、ナッツとダーリンがずっと川底を見ていて動かない。全然来ないナッツとダーリンを待ちくたびれて、戻ってみると、「ナッツが亀がいるっていうからさがしているんだよぉ~。」と言う。石が亀に見えたようだ。にもかかわらず、ダーリンが意地でも生きている亀を見つけようとして、「ナッツが差す所にはいないよ!どこにいるんだよ!」って、もういいじゃん!子どもの想像力だよぉ~!

みーこが急かしてようやく、やって来た。ここも急な坂を上って行く。ベリーのベビーカーはダーリンに任せて、上ろう。しばらくT字路まで行くと、雑貨屋さんや洋服屋さんがある。その先にはB&Bの看板。アプリカーレよりは賑やかな町のようだ。さらに上ると、絵画店が多い。この地で絵を書きたくなる気がよくわかる。お手頃サイズの絵葉書を数枚購入。すると、一枚おまけをつけてくれた!グラッチェ!

個人のワインショップもある。でも上れば上るほど、店数はすくなくなり、のんびり坂を登りながら、石で囲まれ路地の散策を楽しむ。

上まで行くとどうやらここがメインの教会か塔の入り口になっているけど(有料みたい)今日の目的はフランスとイタリアの国境の町、マントンなのでここで引き返そう!帰りは下り坂なのでラクラク。さっき通った道を歩く。太陽が差し込む小道は明るいけれど、高い壁に囲まれて全く日が差さない小道は薄暗く涼しい。まだ午前中だったからか、それとも小さな集落だからなのか、観光客は多くなくノスタルジックな石集落を堪能できました。坂だらけの小道は、家と家の狭さや作りは今まで見て行きたローマやフィレンチェ郊外の町では見れない作り。アプリカーレに続き不思議な体験ができた貴重な町でした。

 

12:00   あっという間に下まで下って、橋を渡って駐車場に戻る。イゾラボーナの石集落を抜ければ再び夏の日差しが暑くまぶしい。

【 vol.21  イタリア・フランス国境の町 レモンのマントン へ続く】

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