アルベロベッロ トゥルリに泊まる ビックリ縦型洗濯機

子連れイタリアレンタカードライブ vol.16

2015.08.08

Matera   –      alberbello  70km (1h)

マテーラからのどかな南イタリアのドライブ。車はそれほど多くない。広めの一般道を走ってアルベロベッロへ。

南イタリア

アルベロベッロに近づくと、あるある、とんがり屋根のトゥルリ。オーリブや何かの畑の陰から突然現れる、とんがり屋根。これくらいで感激していては、甘いのだけど。それでも嬉しくなる。それにしても、家も倉庫もみんなとんがり屋根、トゥルリ。

アルベロベッロ郊外

アルベロベッロの市街地に入ると、車も多くなり賑やか。それにしてもアルベロベッロの市街地はごくごく普通の建物がほとんどで、とんがり屋根のトゥルリが見当たらない。

今夜のお宿はトゥルリ。ナビに沿って向かう道は、細い路地。おまけににあちらこちらに曲がるので、道を1つ間違えると、宿から遠ざかってしまう。慎重に、慎重に。

表通りの建物はごく普通の低いビル。でも、路地に入ると・・・・ところどころにとんがり屋根のおうち、トゥルリ。期待できそう♥

18:40 目的地まで数十メートル角まで来ると、どうやらお宿のオーナーらしき女性が2人。やっぱりそうだ。車を誘導してくれて、駐車して降りる。「ボナセーラ!」とご挨拶。お母さんと高校生の娘さん、それにおばあちゃんもいる。英語が話せるのは、この娘さんだけで、根っからのイタリア語。

部屋の中を案内してくれる。入り口にはビーズののれんが掛かっていて、暖簾をくぐると、すぐにダイニング&リビング。ちょっと細長くて10畳程。ソファベッドにダイニングテーブル、キッチンに冷蔵庫が整然と配置されている。そして、ダイニング&リビングの天井を見上げると、とんがり屋根の真下。隣の部屋は7~8畳程のベッドルーム。キングサイズのベッドとワードローブがある。そして天井は、この部屋もとんがり屋根の真下。4.5畳程の狭めのバスルームもとんがり屋根。つまり、各部屋毎にとんがり屋根がついているって事だ!1軒にとんがり屋根が部屋の数だけある。まるでとんがりコーンがならんでいるみたい(笑)

トゥルリ天井

ソファベッドの作り方と洗濯機の使い方は必須。なんせ、大人だけでも洗濯は悩みの種なのに、子どもが3人ともなれば洗濯の悩みは大きな種になる。洗濯が出来る、ダーリンが許してくれそうな宿探しはなかなか苦戦。雰囲気を選ばなければ、洗濯機を備えている宿も少しはあるけれど、少しはオシャレな雰囲気を求めると、洗濯機付きの宿はかなり限られてくる。そんな中、アルベロベッロのトゥルリに泊まれるだけでも貴重な体験なのに、洗濯機まで着いているなんてこんなうれしいことはない。

見た目は縦型洗濯機。たいていドラムタイプが多い中で縦型は珍しい。そして、蓋を開けてみるーーーーーーーーーーーーーーーーー

え~~~!!!!びっくり!!中はドラムタイプのよう。言葉で表現するのは難しい。(写真を撮らなかった事に後悔…)蓋を開けると、いつもの丸いステンレスが、日本の物と逆についている。つまり、日本の縦型洗濯機は上から見るとステンレスが円になっているけど、このイタリアのアルベロベッロの縦型洗濯機は横から見たら(横からは見れないけど)ステンレスが円になっているのだ。そして、丸いステンレスの側面の一部が上部に来ると、パッカと開いて筒の中に洗濯物を入れる仕組み。この洗濯機にはびっくり。表示もイタリア語なので、ひとまず、標準タイプの洗濯方法の説明を聞く。説明を受けておいてよかったぁ。

今夜のディナーは近くにある、オーナー知り合いのリストランテを予約してくれた。おすすめらしい。そして明日のチェックアウトの時間を約束して、今日はここでさよなら。それでもかれこれ、30分も話をしていた。

早速洗濯をしよう!洗濯機に入れて、なかなか蓋が閉まらない。無理やり閉める。すると、今度は動かない!蓋を開けようとすると、開かない!無理に蓋を閉めたのがいけなかったらしい…どうしたら動くんだ!蓋が開くんだ???悩みに、洗濯機と闘って、ようやく蓋が開いてくれた。今度は慎重に蓋をして、スイッチオン。でもこの洗濯機、中はドラムタイプのようだけど、乾燥機能はついていないらしい…食事が終わって帰って来たら、洗濯物を干さなくては。

20:00 シャワーを浴びて、さっぱりしたところで、紹介してくれたリストランテへ。歩いて数分。表通りを挟んで路地に入ってすぐ。入り口に旗が並べれており、メニューの写真も飾られている。

リストランテ

中に入るとまずは厨房があり、その前を通って奥のダイニングへ。ダイニングはテラスになっている。雰囲気も抜群。案内されたテーブルに着く。あれ、隣もアジア系のカップル。ちらりとテーブルの上に置かれたガイドブックを見てみるとーーーーー「テキユの歩き方」!お~日本人ではないか!こんなイタリアの、アルベロベッロのしかも観光地から離れているリストランテで!「こんばんわ」と話しかけてみると、とても気さくな新婚カップル。新婚旅行でツアーでイタリアを周っているらしい。お決まりの「どこから来たんですか」と尋ねると我らの住んでいる県のお隣だ。しかも、話をしていると「あ、よくあのイオンモールには行くんですよ。」って!日本から離れて、イタリアの大都市ではない、南イタリアのアルベロベッロ。しかも観光スポットから離れたリストランテで!あ~世界は狭い!

前菜

話も盛り上がっている中で料理が運ばれてきた。おすすめのアンティパストの盛り合わせ。盛り合わせと言うより、アンティパスト皿大集合!ってところ。覚えているだけでも7品。しかも普通盛の量。フンギのフライ・ライスサラダ・エビのカクテル・スモークサーモン・モッツアレラチーズとハム・ムール貝のオーブン焼き・ズッキーニ&パプリカ&茄子のグリル焼きケイパー添え。とても我が家族だけでは食べきれない。新婚カップルさんとお互い注文した料理をシェアして頂く。新婚カップルさんからはムール貝のショートパスタと牛肉のステーキ。どれもこれもおいしい。

アンティパスト

パスタ

それに我らが注文したスパゲティポモロードにボンゴレスパゲティ、フンギノクリームパスタ。ナッツもベリーも久しぶりの日本人の方と会話が弾んだディナータイムなので、遅い時間でもパクパク食べてくれた。さらに、近くにいたイタリア人の小さな男の子とベリーが仲良くなってしまい、二人でハグハグ♥

トリフ

とても楽しいディナータイム。それにしても、よく食べたなぁ~。さらにデザートにチョコトリフまで平らげてしまいました。帰ったら、洗濯物干しが待っている・・・

トゥルリ

≪ vol.17 へつづく 

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サレルノから南イタリアドライブ 世界遺産洞窟の町マテーラ

子連れイタリアレンタカードライブ vol.15

2015.08.08

Salerno  –     Matera   200km (2h20m)

11:30 サレルノを出発。が、高速入り口を間違えて高速に乗り損ねる…

12:00 高速に乗って20分程走らせたところで、Autogrillで休憩。とっても観光化されていない感じのAutogrill。昔ながらの、っていう雰囲気で、イタリア庶民を感じるAutogrill。軽いお昼を買っておこう。フライドポテトとウィンナーのグリルとポテトチップス、コーラと、それにとっても気になったCremaCafe.

テイクアウトして車で食べる。ドライブしながらつまむ、ポテトにウィンナー。3匹の子ども達はお休み中zzzz 気になったクレマカフェは、カフェオレなどのドリンクと言うより常温シェイクのよう。とっても濃厚なエスプレッソ味のクリームってところ。

そしておとといから持ち歩いている、ソレント近くのフルーツ屋で買ったレモン???を食べてみよう。レモンと言うより、大きな夏みかん。手で皮を剥くのは大変なので、使い捨てナイフがあった!これを使おう。

 

中を開くと・・・・・・・・・・ええええええーーーーーという程に果実が小さい!無駄なほどの皮の厚み!味と言うと、普通に酸っぱい!普通のレモンが主流になっている訳がよくわかる。それに日本の夏みかんの勝利!それともこの皮に価値があるのかな?

レモンの中

12:30 途中道を間違えて一般道に。工事のサインもあってか、予定到着時刻より大幅に遅れてしまう。車窓の景色は乾燥気味。だんだん洞窟の都市マテーラに近づいて来た。

15:00 マテーラにやって来た。はるか遠くの傾斜に洞窟のような集まりが見える。あれかな。ナッツやベリーも起きだして、Autogrillで買ったウィンナーとポテトでおやつタイム。緩やかな坂道を上って、世界遺産まであと一歩。

マテーラ郊外

15:30 Centreのサインに従ってたどり着いた新市街地。どうやらここがマテーラらしいけど、とってもごくありがちな田舎町。商店があって、1階もしくは2階建ての建物が通りに並んだコンパクトな町。路駐も無料。ここが洞窟の町?と思って、矢印の方向に歩いていく。

ちょっと人だかりも多くなり、協会やお土産屋さんもちらほら。やっぱりここだと思って、進むとーーーーあった!!!!洞窟の町マテーラ。まるで画像を見ているかのような光景。今いる新市街地のような地点から、一度軽い谷底を超えて目の前の緩やかな丘にマテーラの洞窟住居が広がっている。崖前に柵がしてある。ここからの眺めが素晴らしい!パノラマで広がるマテーラの洞窟住居の光景!

教会

あまりに感動!話によると最近のヨーロッパ観光客にはアルベロベッロよりもこちらのマテーラが人気の観光スポットらしい。

マテーラ

しかし、以外にもお店は少なく、カフェも数件ように感じる。お土産屋さんも数件。純粋にこのマテーラの世界遺産を堪能する町のようだ。そんなマテーラの教会脇にあるピッザテリアで一休み。隣の席からは英語が聞こえてくる。彼らも観光客だ。日本ならすでにおやつの時間を過ぎているけど、お昼も軽くドライブがてらのスナックだったけど、食べ過ぎては夜に響く。5人で軽くシェアして食べよう。ナポリターナスパゲティとグリーンサラダとスイカ!このマテーラは暑くて乾燥しているので、喉が渇く。さっぱり甘いスイカを食べよう!メニューに「watermelon」の文字。これだけでメニュになってしまう、優れもの。

そして、テーブルに差し出されたスイカにビックリ!!!

スイカ

そのままじゃないか!しかも、ナイフとフォークが刺さっている!なんと手抜き料理!ナイフとフォークが刺さっている事が唯一の芸。味は至って普通…甘みも特別すごくなく、塩が欲しいかも。

ナポリタンに別添えされた粉チーズも豪快な量!さすがイタリアだけど、ここまで出てくる店も多くはないはず。

粉チーズ

数少ないマテーラのピザッテリアでびっくりさせられた後は、マテーラを軽く散策してみよう。何処をどう歩いているのかは、残念ながら覚えていないが、サッシ(洞窟住居)群の外れにいることは確か。サッシ群の中を歩く事も出来るけど、ナッツやベリー、どんぐりを連れて、細い路地や階段を昇り降りするのは、疲れそう…遠くから住居を見ているから美しいけど、近くまで行くとなんだかわからなそう。と言うことで、サッシの全貌を眺める事に。

サッシ内を散策

時間があれば、ゆっくり宿泊して、何気ない路地を歩いて、ふと見つけたレストランに入ったり、写真を撮ったり、スケッチしたり。そんな旅もいいかも。ここは未来の旅のお楽しみボックスに1票入れておこう。

マテーラサッシ群

来た道を戻る途中、ふと気持ち悪い教会発見!オブジェがすべて骸骨・・・・・・・教会の装飾至る所が骸骨で不気味。この乾燥した大地に、骸骨教会あり。

骸骨教会

暑い日差しが続くマテーラを過ぎれば、子ども達、お楽しみのとんがり屋根のアルベロベッロだ。

≪ vol.16へ続く ≫

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南イタリア サレルノ散策

子連れイタリアレンタカードライブ vol.14

2015.08.08

6:30 夕べも遅かったのに早く目が覚めてしまった。メインベッドに比べて、サブベッドのマットレスが薄く固いのでちょっと寝心地がよろしくない…いいなぁ~ダーリンとナッツとベリー。いつも追いやられる、みーことどんぐり…

8:⒖ みんな起きたので、ちょっと早いけど、KINOBarに行って朝食だ!昨夜賑わっていたBar.ビニールシートで覆われたテラス席で朝食。昨夜と打って変わって誰もいないしずかなBar.いつものオレンジジュースにカプチーノ、クロワッサンの軽い朝食。

朝食

KINOBar前の小さなジョイア(Gioia)広場も静かで、時々ゴミ集めの人や、鳩が行きかうくらい。そしてやって来たのは地元のおまわりさん。1人は女性警官。サングラスをしていてかっこいい。Bar前にパトカーを止めて、Barの中に入って来た。どうやら、おまわりさん達も朝食タイム。

ジョイア広場

9:00 軽い朝食を済ませて、ジョイア(Gioia)広場周辺をぶらり。まだまだシャッターが閉まっている。早くも開いているのは小さな商店。中を覗くとオイル漬けのマリネやチーズ
チーズ

あった~!!!!噂のチーズ!カース・マルツゥ。お店の主人にジェスチャーで「うじむしいるよね。」と確認しても、おじさんもうじむしジェスチャーを返してくれた。外見はなんともないけど、やっぱりうじむしチーズらしい。

うじむしチーズ??

それにしてもいろいろなチーズがあるものだ。昨夜食べたチーズも初めての味があった。もしかして・・・・うじむしチーズ入っていたのかな・・・・

ジョイア広場の門

小さなおもちゃ屋さん。まだ開店していないけど、お店の前にある乗馬。通りすがりの子供たちの気を引く乗り物。ベリーもちょっと拝借。

おもちゃ屋さん

9:30 一度、部屋に戻ってチェックアウトを済ませよう。ゴロゴロと石畳の上にスーツケースを転がして、もう一度KINOBarへ。ダーリンが車を取りに行っている間にチェックアウトの手続き。

KINO

10:00 ダーリンがやって来たのでKINOBarともさよなら。お世話になりました。今日はマテーラ経由のアルベロベッロまで。その前にちょっとサレレノを歩いておこう。KINOの先にドゥオモがあるらしい。行ってみよう。

公園前に路駐して、路地を歩いていく。裏道は地元臭が漂う雰囲気。窓から干されている洗濯物。時々生ごみの臭い。

裏道

ぶ~んと駆け抜けるバイクに乗ったおじちゃん。入り口前の椅子にちょこんと椅子に座って、人通りを眺める住民。中にはご近所集まって、椅子を並べて集う住民。のどかなサレルノの光景。

ありのまま

お店はそんなになく、観光地ではなく、ありのままの南イタリアに出会える光景に近い。そんな中にみーこの大好きな粘土細工のお店発見!どうやら工房を兼ねた小さなお店。中に入ると綿棒の先のサイズの粘土細工が小さな木箱に入って売られている。フルーツ屋や野菜、動物。カスタムメイドするためのパーツだ。もちろん、この小さなパーツで作られた置物もいろいろ。民家を再現したものや、中世の露店販売を再現したもの、フルーツバスケット、噴水、ありとあらゆる作品が売られてる。噴水はちゃんと水を循環させて出るようになっている!主人のこだわり作品がいっぱい。どれも欲しくなるけど、その中からフルーツを売る露店販売の作品を購入。昨日、おとといにアマルフィ海岸で出会ったフルーツの思い出。

工房から少し先にあった。ドゥオモ!観光客はほとんどいなく、静まり返っている。でも大きな佇まいで、なんと言うか、ドゥオモ自体が正方形の外壁で囲っていて、その中央が庭になっており、入り口から中庭を挟んでメインの建物がある。本当は中を見学するべきだけど、今回はスルーしてしまった。(後で後悔・・・)

ドゥオモ

ドゥオモの中庭

ドゥオモ横に等身大の切り絵?を奥行きをもたせて並べ、中世のイタリアを再現した展示場がある。どうやら今だけ。無料なので入ってみよう。中は暗くて、絵もリアル。夜の住民の様子や、貴族の様子、聖書の中の場面と思われるような場面など、見ごたえある作品が展示されていた。でもあまりにリアル過ぎて、ナッツとベリーは怖がっている。

切り絵

あまりゆっくりしていると後に響くので、サレルノもここら辺しておこう。地元漂う裏道を引き返して、車まで。喉も乾いたところに、ジェッラテリア発見。エアコンがガンガン効いている店内。まだ誰もいない。にぎわう時は列を為すのかな?レジまでの整列用ロープが張られてた。でもアイスは喉が渇くので、さっぱりグラニータを選択。イチゴ味と、レモン味。レモンはいつも通り。イチゴは甘いけど甘酸っぱい。クーラーの効いた店内で生き返ったところで、マテーラに向けて出発だ!

サレルノ

≪ vol.15へつづく ≫

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南イタリア・アマルフィドライブ サレルノ

子連れイタリアレンタカードライブ vol.13

2015.08.07

amalfi  –   sarleno  26km (1h)

17:30  アマルフィを出発して、アマルフィ海岸のくねくね道を走る。カーブにはしっかりミラーが立っているので、対向車を確認できるけど、道はやや狭い。飛ばし屋の車はいなくても、飛ばし屋のバイクはいる。さすが、南イタリア!

アマルフィ海岸

くねくね道が続くので、ナッツとベリーは車酔い気味。途中の小さな町で一休み。海の目の前の駐車場に車を止めて、海を覗いてみる。まだ明るい18時の南イタリア。磯で遊ぶ子供たちや釣りを楽しむ大人。近くまで飛んでくるカモメ。アマルフィ海岸の町。でもアマルフィやポジターノのような観光客で賑わっている町ではなく、落ち着いた雰囲気の町。観光化していない、のどかな海岸沿いの町に出会えた。

アマルフィのとある町

静かな町

さぁもう少しでアマルフィ海岸ドライブも終わる。が、まだ達成し切れていない事----陶器タイルを見つける事。ヴィエートリ・スル・マーレが陶器の町で有名らしい。サルレノに入る前にここに寄って行きたい。

小さな港町

ヴィエートリ・スル・マーレの手前の道沿いに陶器店を発見。雨が降ってきそうな雲行き。駐車してお店に入ってみる。卸屋さんのような、工房のようなお店。広い。ポジターノで買ったような家具や壺も置かれている。もちろん、食器も。観光地から外れているので、値段も安いと思って入ったけど、決して安くない。なんかしっくりこないので、「グラッチェ」と言って外に出る。すると大粒の雨が!さぁ早く車に乗り込もう!嵐のような雨。くねくね道はまだ続くのでベリーも酔いに酔ってしまった…

陶器店

雨も弱くなってきたところで、ヴィエートリ・スル・マーレにやって来た。道沿いには陶器屋さんがいっぱい。外壁には陶器の皿が飾られている。まさしく思っていた通りの陶器の町、ヴィエートリ・スル・マーレ。しかし、駐車場はもちろん、路駐するスペースも空いていない。Uターンする余裕もないので、仕方がない、前の車についていくしかない。おまけに一方通行を逆走してしまい、歩行者にアドバイスをもらってUターンしたけど、陶器店が並ぶ方向へは戻れそうもない…道も混雑しているのでせっかくのヴィエートリ・スル・マーレを諦める事に…

ヴィエートリ・スル・マーレの陶器の壁

ヴィエートリ・スル・マーレを過ぎるとあっという間にアマルフィ海岸とは景色を変えて、都会の景色。道も片側2車線でまっすぐな道。もうアマルフィ海岸は終了。ここはもうサレルノ。

ヴィエートリ・スル・マーレの路地

19:00 今夜の宿はバールが経営しているB&B.バールでカギを受けっ取って、部屋に行くようだ。まずはバールを見つけなければならない。KINOというバール。

思ったより簡単に見つける事が出来たけど、お店の前に駐車するスペースがない。ひとまずみーこが車から降りて、駐車場を聞きに行く。バールに入ると若いお兄さん2人とお姉さん。すぐにダーリンのいる車まで一緒に来てくれて、駐車場を教えてくれた。…が、いまいちどこなのかわからないので、一緒に車に乗って案内してくれることになった。ダーリンとナッツが駐車場に行っている間にみーことベリーとどんぐりはバールで待つ。すると、「何がいい?ドリンク?ジェラート?」ってウエルカムサービス。喉も乾いているし、ちょっと小腹も空いたのでここはレモングラニータをお願いしよう。するととってもおしゃれにカクテルグラスに入れてのサービス。さっぱりしていて、すぅ~っと喉を通り越していく。

陶器店 レモンシャーベット

15分以上待ったかな?ようやくダーリンとナッツが戻ってきた。ダーリンも1ドリンク喉干して部屋に案内してもらおう。ちいっちゃなベリーは人懐っこい性格。バールのお兄ちゃんんに懐いて、ちゃっかり抱っこしてもらって、お部屋まで。ちょっと内気のナッツはうらやむばかり…

お部屋は歩行者天国の2ブロック離れた所にあるちょっと歴史の入った建物内。重い扉を開いて、エレベーターに乗って、お部屋のある階へ。エレベーターを降りるとホールのような広い部屋があった。そして、その奥の2つの部屋が今夜のお部屋。ちょっと不思議な作り。ホテルというより、所有している部屋を宿として提供している様だ。エアコンがガンガン効いている。天井が高い。ナッツとベリーとダーリンがメインベッドルームに、サブの部屋にみーことどんぐり。今日の昼間は海水浴をしたから、体が塩まみれ。ディナーの前にシャワーを浴びて、さっぱりしよう。シャワーを浴びるとエアコンの効いた寒い部屋にブルブル。

21:00 もう9時。。食事ができる場所が見つかるか心配…と思って外に出ると、偶然にも部屋のある建物の脇がリストランテ。なんだかいい感じなのでここにしよう。植栽で囲まれたテラス。ピザやチーズの盛り合わせ、サラダに野菜のグリル、ちょっと今夜は志向を変えて、ショートパスタを食べてみよう。

ピザ

料理が運ばれるまでに時間があるから、ちょっと周辺を歩いてみる。さっきチェックインをした、バールは大勢の人で賑わっている。KINOBARがある周辺にはちょっとした広場があって、ライトアップされている。夏のひと時、きらきらしている雰囲気の中で、昨日買ったワンピースに身を包んだナッツとベリーはプリンセス気分でルンルン。

サルレノの夜

随分してようやく料理が運ばれてきた。チーズの盛り合わせは、今まで食べたことのない初めてのチーズばかり。明かりが弱いので、料理がはっきり確認できないが、ぴっりと辛い唐辛子の効いたハード系チーズ。これは子どもにはツライ…食べやすいハード系チーズもあるけれど、癖のあるチーズもおいしい。名前がわからないのが残念…

チーズの盛り合わせ

野菜のグリルは豪快で嬉しい。イタリアン野菜にオリーブオイルがたっぷりしみ込んで美味。

野菜のグリル

そして、いつもはたべないショートパスタ。トマトにズッキーニ、チーズが絡み合って味付けはコモンイタリアン。独特の味付けだけに、感激!

ショートパスタ

お口直しにジェラートが欲しいな。そうだ、お世話になるKINOのジェラートを食べよう。KINOに行くと中もテラスも人、人、人!人気のバールのようだ。ショーケースの中のジェラートを選んで、今夜のスイーツ。広場は暖かい明かりで輝いているサルレノでした。

ジェラート

≪ vol.14へつづく ≫

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南イタリアドライブ アマルフィ

子連れイタリアレンタカードライブ vol.12

2015.08.07

14:20 宝石の町ポジターノを出発してアマルフィ海岸をアマルフィに向かってドライブ。運よくバスの後ろに付けたので、怖いものなし。くねくねの海岸道路に路駐の車あると、反対車線をすれ違う車はバスとギリギリなので大変そう。われらはバスの後ろ。バスが通れれば普通車の我らは余裕!

バスの後ろ

途中、露店販売のフルーツ屋を発見!しかもなんだか活気があって、車の荷台ながらフルーツのディスプレイが素敵♥ ちょっと寄ってみよう。

かわいいフルーツ屋

なぜか、いじけているベリーは車でお留守番。素直についてきたナッツが得をした!日本人びいきの店主。どうやら日本の雑誌に取り上げられたので、日本人びいきの様。上機嫌んでナッツをフルーツの上に座らせてくれてモデル気分で記念撮影。

モデル気分

いやいや写真が目的ではなくて、フレッシュジュースが飲みたい。レモンとオレンジのミックスジュースの搾りたてを味わった。

15:10 フルーツ屋を出発してからはバスの後ろではないので、さっきよりはすれ違いに気を遣う。アマルフィに入ると建物の間を走るので、車道が狭い!その狭い車道をバスとトラックがすれ違うけど、サイドミラーを畳む有様。隙間がないほど間隔ですれ違う。もちろん、とってもゆっくりなのでここで渋滞が起こっている。

バスとすれ違い

アマルフィの町の外、海岸沿いに駐車場があるけれど、この観光シーズンではほぼ満車。少し離れないと空いていないかなと走ってみると、レストラン前で客引きするおじさん。どうやら駐車場のおじさんだ。屋根付きの駐車場で1時間€5という。屋根があって1時間€5は安い!のでここに決定!

車庫の部分は石の日陰なので車内が暑くなる心配はない。けど、車庫から一歩日差しの下に踏み出ると・・・暑い!暑いけど、ベビーカーがないので抱っこで勝負!どんぐりがくっついて暑い!幸い駐車場は観光メインから遠くなかったので、すぐにアマルフィメインのドゥオモ近くに到着。

アマルフィ入り口

アマルフィ市街に入る門をくぐれば、すぐ目の前に広場が広がり、右手にドゥオモが建っている。ポジターノのビーチで泳いでからまだ何も食べていないので、遅いランチにしよう。広場目の前にあるカフェテリアのテラスに席を確保。ダーリンはパスタが食べたいようだけど、みーこもナッツもベリーも気分はおやつタイム。ショーケースにあるティラミスのような、パンナコッタのようなデザートに魅かれた。

アマルフィドゥオモ

でもショーケースにあるスイーツはパンナコッタではない。パンナコッタは別にあるようだ。みーこはパンナコッタ、ナッツはチョコアイス、ダーリンはサラダにボンゴレスパゲティを注文。目の前のショーケースからナッツのチョコアイスがグラスに盛られている。もう一つグラスがあって、キャラメル風味のアイスが盛られている。別の注文を思っていたら、そのキャラメル風味のアイスがみーこの目の前に置かれた!

あれ、みーこはパンナコッタを注文したはず!「これ、パンナコッタではないよね?!」言うと、「それがパンナコッタだ!」と言う。どっからどう見てもアイスクリームだよ。もう一度、「これジェラートだよ。」と言うと、「これがうちのパンナコッタだ」というような返事!そうかと思って食べてみたけど、どうしてもキャラメル味のアイスクリーム…みーこが食べたいのはアイスではなくて、ツルツルのパンナコッタなのに…残念。ナッツのチョコアイスはヌーテルのチョコをそのまま瓶ごと食べている濃厚さ。アイスではない、瓶そのままを凍らせたと言ってもいいほど。そして、ダーリンのボンゴレは当たり障りのない味。(後で分かったが、この当たり障りのない味はレトルトの味。あさりもとっても小さい。これはレトルト)

カフェテリア

あまりにすべてが濃厚過ぎて、ギブアップ!さぁ、アマルフィにを散策してみよう。アマルフィ海岸の町でしたいこと、それはタイル探し。ロレンツッォ・ダマルフィ通りを上ってみる。ものすごくお店がギッシリしている雰囲気ではないので、30分もあればロレンツッォ・ダマルフィ通りのお店を外から観察しながら上って、引き返して来れるコンパクトな町。

商店街通り

しかし思っているようなタイルはない。どちらかと言うと、食器類が多い。陶器の食器や置物ばかりで、探しているタイルは思ったほどなく、あってもアマルフィやポジターノなどの町を描いたタイルが目立つ。それでもお土産の置物やミニミニカップは手に入れた。甘~いアイスしか食べていないので、小腹が空いた。ちょうどデリカのショーケースにあるライスコロッケが気になったので、1つ買って食べてみよう。

ライスコロッケ

今まで食べたライスコロッケとは違って、ミートソースもトマトソースも、それにとろりとたっぷり溶けるチーズも入っていない。お米とグリーンピースなどの豆を丸めて衣を付けて揚げただけ。本当にライスコロッケ!ちょと、期待外れになってしまった…残念…きっとこれはこのお店の味なんだろう。

みーこ達が小腹を満たすと、どんぐりが駄々をこね始めた。どうやらおっぱいが欲しいらしい…一目のつかない路地の階段の下ででちょっとだけ授乳。

路地の階段

来た通りを戻る。何か買ってぇ~と騒ぐナッツとベリー。そう、子供が欲しがるおもちゃや雑貨を売っているお店は1軒ほどしかなく、そのおもちゃ屋さんも小さく特に目立った物もなかった。騙し騙し、有名な陶器屋さんでお土産を買うけど、やっぱり何かをねだるナッツとベリー。

仕方がないので、ナッツとベリーを引き連れてお店散策。その間どんぐりをダーリンに託す。おもちゃより身に着ける物、と見つけたのはポシェット。籐網のポシェットに大きな花がついたかわいいポシェットでOKサインが出たので、これに決定!ナッツもベリーもご機嫌になって、ダーリンとどんぐりを見つけるとーーーーー2人でチョコアイスを食べていた!しかも超濃厚なチョコアイス。チョコ専門店のチョコアイス!しかも大きい!それに食いつく1歳4か月のどんぐり!ちょとまだこの濃厚な味には早いだろう!濃厚過ぎてみーこには耐えられない…それでも食いつくどんぐり…

アマルフィともそろそろさよなら。最後にダーリンがレモネードを飲みたい!と買ったお店では、レモネードが€8。どこにも値段表がない。もしやぼったくり???レモネード1杯が€8って、日本円で軽く1000円超えってとこ。ありえません!!別にテラスでイートインしているわけでもなく、そんな場所があるお店ではなく、ただテイクアウトのみ。味も特別ではない。きっとぼったくりだ!と決めつけて、アマルフィを去りました。

≪ 続く ≫

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