子連れ南フランス・イタリア・スイスドライブ vol.11
2013.08.09 (fri)
7:00 ちょっと眠いけど、気合いを入れて起きる。今日はモンタンヴェール登山鉄道に乗って、メール・ド・グラス氷河を見に行く。夏の登山シーズンは鉄道もロープーウェイも混雑するようなので、午前早く出発する方がいいかも!と言う事で1時間程で身支度を終え、チェックアウト。せっかくの素敵なお部屋なので、もう少しゆっくりしたかった~ぁ。
8:15 ホテルを出る。昨夜の雨がすっかりあがって、曇り空だけど雨の心配はいらないようだ。ホテル横の本屋さん前にはかわいいポストカードがいっぱい並んでいる。登山鉄道が優先だけど、どうしても気になるのでついつい寄り道。シャモ二ー・モンブラン、モンタンヴェールをモチーフにした絵葉書は写真のポストカードより興味をそそられる。それに店内にもかわいいキッズの本屋シールなどが置かれていてる。あまりにも遅いのでダーリンに「早く~!」と言われてしまい、急いでお会計。
昨夜の恐怖の地下駐車場のあるビルはどうやらコンドミニアムだった。
8:45 モンタンヴェール鉄道までは駐車から数分。駅前に駐車場があるので止めようとするが、もうこの時間で満車。でも塗装のされていない奥の空き地が駐車場があるので、ここに止めて駅まで歩く。夏のシャモ二ー。雲の切れ間からモンブランが少し顔を出している。でも、雲もモンブラン山頂も雪で白いので、よく見ないと山か雲かわかりにくい。空気は涼しい。薄手の長袖にカーディガンやパーカーを来て、ちょうどいい気候。
モンタンヴェールの列車は一足先に出発してしまう。次の出発の列車のチケットを購入。モンタンヴェール登山鉄道往復と、メール・ド・グラス氷河のロープーウェイの乗車券セットで大人€27.5 子ども€23.5。2歳未満のベリーはタダでした。幸い、このモンタンヴェール登山鉄道は2歳未満のベリーも乗車できた。「ロープーウェイ・エギーユ・デュ・ミディでは3歳未満の子どもの乗車はお薦めできません。」とあった。初めから、エギーユ・デュ・ミディは4000mもあるので高山病の発症を恐れてプランには入れていなかった。正解!
9:14発のチケット。まだ20分程時間があるので、列車内で食べるおやつを買って行こう。駅前にスナックの売店ある。サンドウィッチやクレープもあるので朝食にぴったりと思っていたら、まだ準備中だから調理するまでに15分程かかると言うので、目の前にあるお菓子で手を打つ。ダーリンは寒いに関わらず、朝からビールとポテトチップス。ナッツとベリーにはパン代わりにマドレーヌを購入。みーこはメール・ド・グラスに着いてから、食べよう。
9:10 もたもたしていると、すでに乗車客が列をなしていた。「席って決まっているのかなぁ?」とダーリンが言うので、「たぶん、自由席じゃない?」って言うと、「席は決まっていませんよ。」って前に並んでいた、おじさんが答えてくれた。後ろ姿で、髪の毛がグレーがかっていたので全く日本人とは気付かなかった。それにしても乗客のほとんどは登山目的の人ばかり。日本人のおじさんも登山ボーイ!登山靴を履いて、リュックを背負って山ボーイに山ガール。みーこたちのようなお客さんは2、3割くらい。
9:14 席はどんどん占領されて行き、かろうじて一番端の席が残っていたのでここに座われた。座ると同時にビールとポテトチップスを開くダーリン。「お菓子食べる~!」と言うナッツ&ベリー。列車が動き出した時には、すでに口動いていた3人。
坂道を上っているのが分かるほどに斜めになっている。みーこは進行方向と逆を向いているのでおしりが前滑り落ちる感じ。森の中を登って行く。何か動物がいるかなと楽しみながら外を眺める。でも見つからない。途中、下りの列車とすれ違い。ゆっくり登って行く登山鉄道。
出発して15分も過ぎるとだんだんゴールのメール・ド・グラス。外には氷河を被った山が近くなり、氷河が溶けて滝になっている風景も眺められます。しかも、ホテルがある!『グラン・オテル・デュ・モンタンヴェール」というホテル。登山鉄道のレールギリギリに建っているレンガ造りのホテル。中はどんなんだろう?なぜかワクワクしながら通り過ぎていいた。
9:40 メール・ド・グラスに到着。列車を降りると、寒ぅ!!シャモ二ーでは上着を脱いでも大丈夫そうだったけど、ここは寒い。しかも雲が厚く空を覆っている。こんな時に限って・・・天気に恵まれない・・・赤い車体に可愛い絵が書かれた登山列車の前でみんな記念撮影。列車が出発しない前にみーこ達も写真を撮っておこう。
ここから見る氷河はご立派です。カナダのロッキー山脈でみた氷河を思い出す。氷河の谷が下に見える。ロープーウェイで下れば下の氷河の洞窟に入れるようだ。でもそのためには、400段もの階段を降りなければならない。う________________ん・・・・・
まずは小さなクリスタルギャラリーを覗いてみよう。中は真っ暗。キラキラと石?が光っている。足元が滑りやすいので、ベリーを抱っこしているので気を付けよう。たった100m程のギャラリーでした。
外に出ると、カフェがあるので、中に入って体を温めよう。本当なら、このテラス席に座ってこのメール・ド・グラス氷河を楽しみながら、お茶するんだろうけど、今日のような肌寒い曇りだとテラスに座ってと言うのが・・・晴れていればよかったのに・・・熱いカフェとホットミルク。それと駅の売店で買ったドーナッツで10:00のおやつタイム。まだ食事系は準備中だったのでドリンクだけの注文でした。
外に出て、今度はロープーウェイに乗って氷河の近くまで行く。とっても空いているロープウェイ。立ち乗りで8人程が乗れる。乗車時間は、たった5~10分程。木を上から眺められるので、ナッツは大喜び。氷河もだんだん近づいてきて、大人もわくわくする。でも晴れていたらなぁというのが今日の本音。
ロープーウェイを降りると、やっぱり寒い!ダーリンは階段を下って氷河の洞窟に行こうって言うけど、みーこはここから眺める氷河で十分満喫できちゃったよぉ!それにベリーを抱っこして、帰りにこの400段近い階段を上ると考えるだけで、ごめんです・・・と言う事で再びロープーウェイに乗る事に!それにナッツは「早く滑り台しようよぉ~!」って!そう、駐車場の奥にレジャーパークがあったのです。長い滑り台や、ボートのような乗り物に乗って斜面を下ったり!確かに楽しそう。
帰りのロープーウェイは誰もいない。みんな氷河の洞窟に行っているから。ロープーウェイを降りたら、ちょうど登山列車が待っている。これに乗って麓に戻ろう。来る時の列車は混雑していたけど、帰りの列車は空いてる。我らのような家族連れがほとんど。そして、帰りの列車の椅子は暖房が効いていて快適。おまけに斜めになって走る為、椅子から滑らないようにお尻の方が低く斜めになっている作りで、滑り落ちそうになる事はありませんでした。途中、車窓の外を見ると、森林の中をハイキングしている家族連れがいました。特別登山って格好でなく、ラフな格好で10歳前後の2人の子どもを連れていました。こんな楽しみ方もあるんだね ♪
駅に到着するともう寒くはない!モンタンヴェールは標高1913m、シャモ二ーは1035m、この900mの差って大きい!
【 vol.12 シャモ二ーのレジャーパーク&シャモ二ーのトンネルを越えてイタリアへ へ続く】
人それぞれの文字を書くときのクセに合わせて、使う人の個性に合った万年筆を選べるようになっているんだそうです。