パリ メトロ モンマルトルの丘とメリーゴーランド

ロンドン・フランス・スペイン・バスクドライブ with 子連れ vol.11     2018.08.10

6:45 ベリーに起こされる。ゆっくり寝ているはずだったのに~(怒)昨夜の『ヒューズが飛んだ』事件でまだ電気が使えない状態。ただ外がうっすらと明るくなってきているので、雨戸とカーテンを開けて外からの光を差し込み部屋の明り取り。洗濯機は脱水直前で止まったまま。洗濯機の扉を開けて、ひたすら手で絞って、さらにバスタオルに挟んで足で踏んで水分を取る。正しく、人力脱水作戦!ナッツとベリーに手伝ってもらって、30分近くかかって何とか終了!まだ電気が使えない。昨夜のパンとジュースで朝食。

9:30 やっとレセプションが開く時間になった!待っていました!と言わんばかりにレセプションルームに行き、ヒューズが飛んだ事件を説明して部屋に来てもらう。でもレセプションのお姉さんもどこにヒューズボックスがあるのか探せれない。昨夜の洗濯機の時と同様に別のスタッフを呼んできてヒューズボックスを探してもらうと、外でなく、部屋の中にあった。しかも棚の奥に壁と同じ白のトタンカバーがされている。おじさんは棚の奥のトタンに手を伸ばすと、グイグイと扉を開けてヒューズを戻した。無事電気が復活。レセプションのお姉さんは「昨夜電話をくれればよかったのに。」と一言。電話しても自分だってこんな棚奥の壁に隠されたヒューズボックスを知らなかったくせに!と思いつつ「メルシー」と言って再び文明の生活ができるようになった。

10:20 ようやく出発。Port de Clignancourt行きの4番線に乗って行けば乗り換えなしでモンマルトンに着く。その4番線が通っているReaumur Sebastopol でメトロに乗る。乗車毎のチケットを購入。子どもは無料なので大人2枚を購入。1枚€1.9。メトロの改札を入ったらPort de Clignancourtmediaの文字をたどってプラットホーム内を歩く。

 

11:00 Reaumur Sebastopolから5つ目の駅で下車。Port de Clignancourtmediaの階段を上がると懐かしいモンマルトルの風景。ここは黒人が多い。ビラ配りが激しい。子ども達には配ってこないが、大人には激しく配ってくるので、頑として受け取らない。子どもをビラ配り側に立たせて盾にして歩く。ただ10年前と違うのはメトロ前の歩道で賭け事がない。

Barbes Rosheshouartのメトロ入り口からまっすぐ北へバルベス通りを登っていく。そしてサクレ・クール聖堂を目指して路地に入る。サクレ・クール聖堂は丘の上。その丘にそって傾斜になっている道を歩く。午前の昼前は静かな裏通り。坂の半ばからは階段。子ども達は頂上まで行く気満々!それにしてもサクレ・クール聖堂に行く予定がなかったので、ヒールの高い靴で来てしまったのは失敗!素直にペタンコサンダルで来るべきだった…

今回が4度目のパリ。モンマルトルには欠かさず来ていたけど、このサクレ・クール聖堂の敷地内に踏み入れるのは初めて。いつも下のメリーゴーランドから眺めていた。子ども達に誘導されて階段を上っていく。普段は足が痛いと弱音を吐くベリーも張り切って上って行く。観光シーズンとあって諸外国からの観光客が多い。聞こえてくる言語もイタリア語や英語、中国語などなど。人も多く、警察もしっかり見回っている。聖堂前には中に入る人の列ができているけど、我らはここからパリを展望できれば、それで満足。4回目のパリにして、初めてパリ市街を高いところから見下ろした。残念ながらエッフェル塔を見る事(見つけ出す事、いや本当に見えるのかな?)は出来なかったけど、パリの建造物を人眺めできた。

日差しを遮る物がないサクレ・クール聖堂。階段を下りて、下の商店街を歩いてみよう。でも、その商店街の前に、いつもサクレ・クール聖堂を眺めていたメリーゴーランドがある。今まではサクレ・クール聖堂とメリーゴーランドが絵になる光景とばかりに思っていたけど、今回ばかりは子ども達のメリーゴーランド。回数券を買う方がかなりお得なので8回の回数券を購入。子ども3人に大人が1人付き添えば2回乗れる。まずは子ども達とダーリンで乗った。続いてみーこと子ども達。すると、もうチケットを払っているから、チケット不要と言われて、みーこも不要となり???よくわからないが、係りのまだ学生っぽいスタッフが勘違いしている。ま、このまま乗って、もう1回多く乗ってしまおう!どんなに乗っても「もう1回乗る!」と切がないので、回数券を使い果たしたところで、ぶらぶら歩こう。

サクレ・クール聖堂下の通りはお土産屋さんばかり。ほとんどのお店で置いてある物は同じ。全く同じでなくても、ほぼほぼ同じで値段が微妙に違うくらい。旅はこの先まだまだ続くので、ここでの大量仕入れは厳禁。でも10年前よりも惹かれる物が少ない。それよりもモンマルトルで一番の目的にしていた布屋さんがなくなっていた。10年前に2,3件の問屋さんとも思える布屋さん全てのシャッターが降りていて、今はすっかりなくなっていた。それに激安服の店も以前は試着ができるようになっていたけど、今はビニール袋に入れられているので、サイズで選ぶしかない。様子がすっかり変わっていた。そして、あのメトロ駅前の路上で披露していた詐欺まがいの博打がこのサクレ・クール聖堂前のお土産さん通りに移動して、観光客相手に商売をしていた!!この手口をじっくり眺めているダーリン。みーこは何も面白くもないので、面白い物がないかとお店巡り。

すっかりお腹も空いたので、ランチができるカフェ探し。いかにもパリの雰囲気のカフェがあったのでここでランチ。フランスの軽食が食べられる。ランチのムニュからオニオンスープとサラダ、ハンバーガーとラザニア、オムレツ。ビールとパナッシェで乾杯。

ただ、フランス、特にパリのカフェのテーブルも椅子も席と席との間隔が狭い。3つの小さな丸テーブルをくっつけて料理が運ばれてくると、結構キツキツ。そんなパリのカフェのランチ中、ソファー席で横になったどんぐりを注意したら、テーブルを蹴ってテーブルが傾き、乗っていたお皿とグラスが割れてしまった・・・しかも隣にも人がいて(+_+)丁重に謝って、お店の人にも謝って。ただ、フランス人はスゴイ!割れたグラスや皿をササっと掃いて塵取りで集めると、残りの細かい破片はササっとほうきでソファーの下に払ってしまった!細かい事は気にしない、そんなところ。

その後は居づらい雰囲気で食事をする事に…。怒られたどんぐりは終始うつむき気味。肉好きのナッツががっつりハンバーガーを食べて、ダーリンがオムレツを「うまい」と言いながら食べ尽くす。

食事が終わったら、再度お店の人とお隣座っていたグループに謝って、再度お土産探しをしながら、メトロに乗ってPigalleでMairie d’lssy方面に乗ってコンコルド広場へ。

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【 vol.12へ続く 】

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