カラーラ(トスカーナ州)の朝 in Villa Belvede

アルプス越え イタリア・スイス・ドイツ ドライブ vol.18

2012.08.24   [ 4日目 カラーラの朝食 ]

7:00 目が覚める。とっても気持ちのいい朝。キッチンのテラスに出てトスカーナの朝の風景を満喫。一晩だけの我が家の庭は美しい。昨夜手洗いした洗濯物はあまり乾いていない・・・

7:45 ダーリンの身支度も簡単に済ませて、朝食を頂こう。ゲストは我らともう一組しかいないのにとっても豪華な朝食。パンやフルーツはもちろん、自家製御自慢のタルト。それにこの辺りで採れたこれまた自慢のはちみつ。どれを頂こうか迷ってしまいます。

ヨーロッパの一般的な朝食はパンにフルーツ、ヨーグルトなど。それに御自慢の焼き菓子が出てくることも!チーズやハムが用意されている場合もあります。我らみーこ族は、甘党なので毎朝甘ーいパンにフルーツが定番だからヨーロッパの朝食は嬉しい限り。でも、和食派にはもの足りないかも・・・(おやつ???)

ナッツはクロワッサンにチョコペースト、みーこはジャム。歯のないベリーは甘―いヨーグルト。それにカプチーノやフレッシュオレンジジュース。ゆっくり時間をかけて、このお庭と向こうに見えるトスカーナの山を眺めながら頂きます。

するとオーナー夫人が「今日のご予定は?よければマーブルツアーはどう?」と提案してきた。どうやらこのカラーラ周辺の山は大理石の採石で有名らしく、その見学ツアーがあるようだ。確かに山は薄い灰色や白色をしている。この暑い夏にも関わらず、みーこは雪が積もっている!と思っていた!!!それは大理石だったようだ。でも、今日はフィレンチェによって、それからオルヴィエートまでドライブ。ダーリンがピサに行きたがっているから、これも今日のプランに組み込まれるとマーブルツアーに行く時間はないので、残念だけどお断りだ・・・

朝食を摂ったソファで写真を撮って部屋に戻る。時間が許す限りこの大きなお家でゆっくりして市から出発しよう。

チェックアウトの際、オーナー夫人の御主人様もご登場。ビアンカちゃんと一緒に記念撮影をしてこの邸宅ともArrivederci~

《 ピサの斜塔 ドライブ につづく 》

アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ 日程 へもどる

カラーラ in イタリア Villa Belverde 

アルプス越え イタリア・スイス・ドイツドライブ vol.17

20:00 ようやくチンクエテッレの長く険しい、命がけの(?)ドライブを終えて、今夜の宿のあるカラーラに到着。ラ・スペツィアからあっという間だった。ハイウェイを降りてすぐの大通り沿いにあるB&Bのプチホテルが今夜のお宿。これまたGPSに頼って走行。

GPSが示す場所までやって来たがB&Bのホテルらしき看板も建物も見つからない。車を降りて住所の番地を探す。ストリート名は大通りなので、今いる通りは合っている。番地はどこだろう・・・

番地から判断すると、この大きなお邸宅が妥当かな。思い切ってインターホンを鳴らしてみよう。「ボンジョールノ~!」すると女性が英語で対応してくれた。我らが今夜のゲストとわかってくれたみたい。まぁ、発音が違えばすぐにわかって当然か!

流暢な英語を話す若い女性オーナー。車を駐車して我らの大きなスーツケースやバッグを取りだすと、さっさと運んでくれる。決して体格がいいわけではないのに力持ち!

そして、2階の部屋まであの重いスーツケースを運んでくれて、部屋の使い方を説明してくれる。これまた流暢な英語が息つく間もなく口から出てくる!こっちが口出しする間もないほどに!案内された部屋は我らの家より大きなお部屋。と言うよりもお家。

casino online wp-image-1654″ />

8畳以上もあるロビー、キングサイズベッドと背高い洋服ダンスが置いてある広々としたベッドルーム、そしてダイニングキッチンはL字のキッチンと冷蔵庫、電子レンジが置かれていて、広々としたダイニングスペースにはソファと4人掛けの大きなダイニングテーブルとイス。それからバスタブはないけれど落ち着いたシャワーブースとトイレと洗面台があるバスルーム。バスルームの窓からはイタリアの町はずれの風景が広がって見える。さらにこの邸宅の広い庭が伺えるバルコニースペース。軽く6畳以上あります。天井も高いので、より一層、我らの住む家がウサギ小屋に思えて仕方ない・・・ナッツも大喜び!収納スペースも1泊ではもったいないほど。

いい部屋だなぁと感心していると、トントンと扉を叩く音が。オーナー夫人だ。扉を開けるとナッツと同じくらいの女の子と一緒だった。先ほどまでお昼寝(?)していた娘のビアンカちゃん。トイストリーのフィギアを持っている。挨拶に来てくれた。ナッツに会いたいらしいけど、恥ずかしがり屋のナッツの反応はイマイチ・・・ごめんねまた明日。

時間はすでに8時半。シャワーを簡単に浴びてディナーに行こう。

9:00 オーナー夫人がまだレセプションにいてくれたので、近くで美味しいパスタが食べられるお店を予約してもらい、タクシーも手配してもらう。タクシードライバーはイタリア語オンリーなので、最後の最後までご夫人が通訳してくれて、レストランまで。

B&Bのある大通りを下って5分ほど。庶民的なレストラン。

エントランスそばの大きな丸テーブルに案内された。奥にテーブルがあるけど、あまり他のお客さんはいなそう。イタリア語しか通じないお店。でもお手伝いでいる、中学生くらいの息子さんが片言の英語で対応してくれた。アンティパストに、タコとジャガイモのオリーブ和え、サラダ、パスタはポモロード、ジェノバソース、ぺペロンチーノ。どれもボリューム満点!そしてメインにマスのグリル・ポテトとズッキーニ添え。

アンティパストは早めに来たけれど、サラダとパスタがなかなか出てこない・・・お腹ぺこぺこのナッツと、いたずらしたいべリー。2人を落ち着かせる為に外に出てぶらぶら散歩。

しばらく外を散歩して戻るとやっとテーブルにパスタが並んでいた。かなりの量!!!まだメインの魚があるんだよねぇ~???食べきれるかな?それにしてもジェノバソースは日本のジェノバソースの方が美味しいかも・・・ジャガイモやいんげんが入ってるのは日本だけなのか、この店が違うのか・・・

サラダがなかなか出てこない。どうやら忘れられているらしい。マスのグリルはパスタの後にすぐに出てきた。思ったよりボリュームはなく、味付けもオリーブオイルと塩でさっぱりしているので食べやすい。パスタは完食できなかったけれど、こちらのグリルは完食。

タクシーを呼んでもらい今夜のお家に帰る。そして、数日たまった洗濯物を手洗いしておこう。キッチンがあるのでコーヒーを入れてちょっと一息。あ~ここが本当の家ならいいのに思っていると眠気が包み込んできた。大きなベッドでお休みなさいzzzz

《 カラーラの朝食 へ続く 》

アルプス越え イタリア・ドイツ・スイスドライブ 日程 へもどる

チンクエテッレ・マナローラ

アルプス越え イタリア・スイス・ドイツドライブ vol.16

 

2012.08.23 [ 3日目 マナローラ~ラスペツィア~カラーラ ]

がけ崩れと工事中の山道を通過して、マナローラの漁村近くまでやって来た。やっと魔のドライブルートから解放された。

ようやくの思いでマナローラ(Manarola)の漁村に到着。ここに来るまでにとんでもない道を通ってきたにもかかわらず、無料の駐車場はしっかり完備!ゲートのバーや塗装は壊れかけているけれど、広めの駐車場。ここから歩いて坂道の下にある村に行く。歩きたくないと言うナッツ。来月に4歳になるのに、ベビーカーに乗った!!と言うことは、みーこがベリーを抱っこして歩く。

 

長い下り道。スイスイ下っていくけれど、帰りはどうなるんだろう。この坂道をベリーは抱っこ、ナッツのベビーカーを押していくんだよねぇ~・・・

 5分ほど歩くと村が見えた。斜面にある家や水路の脇にある家。のどかな雰囲気。暑い夏の日だけれども、この水路を眺めていると涼しげな気持ちになってくる。

 

そして、村に入ってすぐの広場から海の方を眺めると、そこにはガイドブックで見た色とりどりの古びた集落が広がっていた。そろそろ日が傾き始める午後7時。海に傾く太陽の日が漁村の背の高い屋根をキラキラ照らしています。

 

小さな広場には観光客が1組程程しかいなく、とっても静か。この広場からマナローラの村を満喫してあの坂道を登って駐車場に戻る。

ナッツよ、ベビーカーから降りてくれぇ~!残念ながら降りてくれず、最近運動不足のダーリンが重~いベビーカーを押して坂道を登っていく。ベリーはみーこの抱っこ。生まれて1年経とうとしているのに、誕生時の2倍の体重に達していないので軽くて助かった。生まれた時は4キロ近くもあったのに、まだ1.5倍にしか体重が増えていないのですねぇ~。

 やっとのことで辛い坂道を登り切って駐車場に戻った。もうひとつ、チンクエテッレの漁村集落、リオマッジョーレが残っているけれど、またグネグネの山道をドライブする気にもなれず、宿のあるカラーラに向かおう。

マナローラからは安心できる一般道を通ってラ・スペツィアへ。海岸沿いをスイスイ走ってラ・スペツィア中心地へ向かう。海岸沿いの道は市街地より高かったので海と市街地を見ながらドライブできます。でも、スイスイ走り過ぎて、カメラに風景を収めるタイミングを逃してしまった!!

ラ・スペツィアからハイウェイに乗ってカラーラまではあっという間。マナローラから40分歩でカラーラに着いてしまいます。もしもジェノバから全てハイウェイにで移動したらラ・スペツィアまでは1時間程。どれだけあの山道が曲者かがわかります。

《 カラーラの夜 につづく 》

アルプス越えイタリア・ドイツ・スイスドライブ 日程 へもどる