南イタリア・アマルフィドライブ サレルノ

子連れイタリアレンタカードライブ vol.13

2015.08.07

amalfi  –   sarleno  26km (1h)

17:30  アマルフィを出発して、アマルフィ海岸のくねくね道を走る。カーブにはしっかりミラーが立っているので、対向車を確認できるけど、道はやや狭い。飛ばし屋の車はいなくても、飛ばし屋のバイクはいる。さすが、南イタリア!

アマルフィ海岸

くねくね道が続くので、ナッツとベリーは車酔い気味。途中の小さな町で一休み。海の目の前の駐車場に車を止めて、海を覗いてみる。まだ明るい18時の南イタリア。磯で遊ぶ子供たちや釣りを楽しむ大人。近くまで飛んでくるカモメ。アマルフィ海岸の町。でもアマルフィやポジターノのような観光客で賑わっている町ではなく、落ち着いた雰囲気の町。観光化していない、のどかな海岸沿いの町に出会えた。

アマルフィのとある町

静かな町

さぁもう少しでアマルフィ海岸ドライブも終わる。が、まだ達成し切れていない事----陶器タイルを見つける事。ヴィエートリ・スル・マーレが陶器の町で有名らしい。サルレノに入る前にここに寄って行きたい。

小さな港町

ヴィエートリ・スル・マーレの手前の道沿いに陶器店を発見。雨が降ってきそうな雲行き。駐車してお店に入ってみる。卸屋さんのような、工房のようなお店。広い。ポジターノで買ったような家具や壺も置かれている。もちろん、食器も。観光地から外れているので、値段も安いと思って入ったけど、決して安くない。なんかしっくりこないので、「グラッチェ」と言って外に出る。すると大粒の雨が!さぁ早く車に乗り込もう!嵐のような雨。くねくね道はまだ続くのでベリーも酔いに酔ってしまった…

陶器店

雨も弱くなってきたところで、ヴィエートリ・スル・マーレにやって来た。道沿いには陶器屋さんがいっぱい。外壁には陶器の皿が飾られている。まさしく思っていた通りの陶器の町、ヴィエートリ・スル・マーレ。しかし、駐車場はもちろん、路駐するスペースも空いていない。Uターンする余裕もないので、仕方がない、前の車についていくしかない。おまけに一方通行を逆走してしまい、歩行者にアドバイスをもらってUターンしたけど、陶器店が並ぶ方向へは戻れそうもない…道も混雑しているのでせっかくのヴィエートリ・スル・マーレを諦める事に…

ヴィエートリ・スル・マーレの陶器の壁

ヴィエートリ・スル・マーレを過ぎるとあっという間にアマルフィ海岸とは景色を変えて、都会の景色。道も片側2車線でまっすぐな道。もうアマルフィ海岸は終了。ここはもうサレルノ。

ヴィエートリ・スル・マーレの路地

19:00 今夜の宿はバールが経営しているB&B.バールでカギを受けっ取って、部屋に行くようだ。まずはバールを見つけなければならない。KINOというバール。

思ったより簡単に見つける事が出来たけど、お店の前に駐車するスペースがない。ひとまずみーこが車から降りて、駐車場を聞きに行く。バールに入ると若いお兄さん2人とお姉さん。すぐにダーリンのいる車まで一緒に来てくれて、駐車場を教えてくれた。…が、いまいちどこなのかわからないので、一緒に車に乗って案内してくれることになった。ダーリンとナッツが駐車場に行っている間にみーことベリーとどんぐりはバールで待つ。すると、「何がいい?ドリンク?ジェラート?」ってウエルカムサービス。喉も乾いているし、ちょっと小腹も空いたのでここはレモングラニータをお願いしよう。するととってもおしゃれにカクテルグラスに入れてのサービス。さっぱりしていて、すぅ~っと喉を通り越していく。

陶器店 レモンシャーベット

15分以上待ったかな?ようやくダーリンとナッツが戻ってきた。ダーリンも1ドリンク喉干して部屋に案内してもらおう。ちいっちゃなベリーは人懐っこい性格。バールのお兄ちゃんんに懐いて、ちゃっかり抱っこしてもらって、お部屋まで。ちょっと内気のナッツはうらやむばかり…

お部屋は歩行者天国の2ブロック離れた所にあるちょっと歴史の入った建物内。重い扉を開いて、エレベーターに乗って、お部屋のある階へ。エレベーターを降りるとホールのような広い部屋があった。そして、その奥の2つの部屋が今夜のお部屋。ちょっと不思議な作り。ホテルというより、所有している部屋を宿として提供している様だ。エアコンがガンガン効いている。天井が高い。ナッツとベリーとダーリンがメインベッドルームに、サブの部屋にみーことどんぐり。今日の昼間は海水浴をしたから、体が塩まみれ。ディナーの前にシャワーを浴びて、さっぱりしよう。シャワーを浴びるとエアコンの効いた寒い部屋にブルブル。

21:00 もう9時。。食事ができる場所が見つかるか心配…と思って外に出ると、偶然にも部屋のある建物の脇がリストランテ。なんだかいい感じなのでここにしよう。植栽で囲まれたテラス。ピザやチーズの盛り合わせ、サラダに野菜のグリル、ちょっと今夜は志向を変えて、ショートパスタを食べてみよう。

ピザ

料理が運ばれるまでに時間があるから、ちょっと周辺を歩いてみる。さっきチェックインをした、バールは大勢の人で賑わっている。KINOBARがある周辺にはちょっとした広場があって、ライトアップされている。夏のひと時、きらきらしている雰囲気の中で、昨日買ったワンピースに身を包んだナッツとベリーはプリンセス気分でルンルン。

サルレノの夜

随分してようやく料理が運ばれてきた。チーズの盛り合わせは、今まで食べたことのない初めてのチーズばかり。明かりが弱いので、料理がはっきり確認できないが、ぴっりと辛い唐辛子の効いたハード系チーズ。これは子どもにはツライ…食べやすいハード系チーズもあるけれど、癖のあるチーズもおいしい。名前がわからないのが残念…

チーズの盛り合わせ

野菜のグリルは豪快で嬉しい。イタリアン野菜にオリーブオイルがたっぷりしみ込んで美味。

野菜のグリル

そして、いつもはたべないショートパスタ。トマトにズッキーニ、チーズが絡み合って味付けはコモンイタリアン。独特の味付けだけに、感激!

ショートパスタ

お口直しにジェラートが欲しいな。そうだ、お世話になるKINOのジェラートを食べよう。KINOに行くと中もテラスも人、人、人!人気のバールのようだ。ショーケースの中のジェラートを選んで、今夜のスイーツ。広場は暖かい明かりで輝いているサルレノでした。

ジェラート

≪ vol.14へつづく ≫

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南イタリア・アマルフィ海岸ドライブ ソレント~ポジターノ

子連れイタリアレンタカードライブ2015 vol.09

2015.08.06

SORENTO   -  POSITANO     16km     35min

17:15 ソレント出発。ここからは、細くて、狭くて、急カーブがあって、車は飛ばしていて、慣れない観光客が運転する道ではないと書き込まれていた道ーーーーーーアマルフィ海岸だ。

まだまだ明るい夏のイタリアの夕方5時。自転車もいる。ソレントからしばらく山道を走り終えると、海岸沿いの道に出た!ここがいわゆるアマルフィ海岸。

自転車もいます

さすが、観光シーズンとあって車の台数は多い。それだけに運転するのはイタリア人ばかりではなく、我らのような外国人、イタリア人だって北イタリアの人もいる。なので、ネットに書き込まれているほどに飛ばしている車はいない。時速40km~50kmくらい。道幅も、あの、あの、あのチンクエレッテに比べたら、いやいや、あのチンクエレッテと比較してはいけない!あの道はヤバ過ぎた!

比べるなら、西伊豆の海岸沿いや細い山道かな。日本のくねくねした海岸道や細い山道に慣れているなら、そんなにびっくりする道ではない。チンクエレッテのように車線がなかったり、ガードレールがなかったり・・・そんなひどいことはない。ちゃんと、車線もガードレールもあるから安心して走れる。

アマルフィ海岸

ただただ、ビックリすることーーーーーーそれは満員バス!!路線バスなので、立っている人もいっぱい。重量オーバー???と思うえる重そうな満員バスが怖気ることなくごくごく普通のスピードで駆け抜けていく!しいて言うなら、この満員バスとカーブですれ違う時だけは、運転に重々集中したほうがいい。

バス

満員バス

ソレントから向かうは宝石の町ポジターノ。あの織田裕二の映画の舞台にもなったポジターノ。ソレントからポジターノまで、大きな町はないのに途中で路駐する車の列。しかも街中のように路駐スペースが設けられているわけではなく、崖ギリギリに横、前、後ろと余裕がないほどに止まっている。こんな店もない海岸沿いに車を止めてどこにいっているんだろう???

海岸カーブ

と疑問に思って、車を止めれるスペースがあったので、ちょっと止めてみる。下を覗いてみると、どうやらアマルフィ海岸の道から随分と下った海岸で海水浴を楽しんでいるようだ。それにしてもどこから降りたんだろう???またまた疑問が残ったまま、この縦列駐車のパレードを通り過ぎた。

あの島はなんだろうアマルフィ海岸の海

 

しばらくして、こんどはきちんと駐車スペースがある道まで走ってきた。なんだかそそられる看板。そう!フルーツ屋さんだ!カラフルな看板。ついつい寄り道。子供たちはすっかりお昼寝??中。

フルーツ屋

みーことダーリンが降りてお買い物。レモンだけではない。とうがらしが素晴らしい。流石、とうがらしがモチーフになっているだけあって、とうがらしが可愛すぎる。

THE 唐がらし

CARAD(?)という名のとっても大きなレモンとマスカット、それに10個ほどのニンニクが三つ編みになっているオブジェ的要素を購入。イタリア語オンリーのおじちゃんがビニール袋に頼んでもいないスモモを入れてーーーーーーーーーーー€25!!!!高すぎない?!?!でもダーリンはお金を渡してしまった…ニンニクが高いのか???いやそうじゃない、きっと足元を見られたんだ。

登店のフルーツ屋

ポジターノが近づいてくると、またまた路駐駐車が増えてきた。ポジターノ手前にレストランのような建物もある。みんなここ目当て??それにしても車の台数が多すぎ。路駐駐車が多ければ、歩く人も多い。路駐駐車に歩行者でポジターノ付近は渋滞気味・・・車道ギリギリのお店が増えてくると、お店に出入りする人にも注意が必要で、こここそ車の運転は大変。

道沿いのショップ

それにしても、お店は陶器屋さんが多くて目移りしてしまう。かわいいな、おしゃれだな、-----なんて思っていると、やばい!ポジターノの町への道を見落としてしまった!このままだと、隣の町まで行ってしまう…修正しなければならない。

なんとかUターンできそうな路肩を見つけて、Uターン。

Uターン地点から

次こそ、町への入り口のサインを見落とさずに、お店に気を取られずに、慎重に・・・

18:15 無事、町に入ると、次はホテル。狭く、小さなポジターノの町。車道はすべて一方通行。だから、ホテルを見逃したら、また一周してこなければならない。これまた慎重に。

でも、以外にも道は渋滞気味だったので、1軒1軒の看板を見ることが出来たので、ホテルの看板も見逃さずに済んだ。駐車場もホテル入り口脇を利用することが出来てホッと一安心。

≪ つづく ≫

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子連れ イタリアドライブ 怖くはないアマルフィ海岸とナポリ

子連れイタリアレンタカードライブ vol.00

2015年夏!8月4日から13日、9泊10日でイタリアドライブ。ついにどんぐりが生まれてから、家族5人での海外旅行。

初海外のわんぱく1歳児、どんぐり(男)と、すっかり物事の判断が付くようになったおっとり次女ベリー3歳10カ月、それにおませな6歳10カ月の長女ナッツ。

なにしろわんぱく過ぎるどんぐり。立った!と思ったら、テーブルに乗る!どんぐりのいる食卓では家族全員が落ち着いて食事は出来ない!どこでも発狂する!そんなどんぐりに心配をしながらも、6月半ばに海外旅行を決定!

今回は海外初のどんぐりと、2度目のナッツのパスポート申請から準備がスタート。

そこから1カ月半、どんぐりの調教(?)が始まりました。まずはどんぐりの行動をよく観察して、座って食事が出来るように、何か集中して興味を持てるように、泣くタイミングはどんな時か、などなど観察分析して7月末には海外旅行に行ける状態になりました。

行先はイタリア。出だしがすっかり遅れてしまい、選択肢も少なくなっていた中で、チケットが取れた先が幸運にもイタリアだったので、イタリアになりました。イタリアなら我が家の問題児どんぐりがいても許される!という期待も。ヨーロッパの中でも、イタリアとスペインが子連れに優しい国と言う話を聞いたこともあります。確かにこれまで旅行していても、イタリアとスペインはフランス、ドイツなどに比べてラテン系と言う事もあり、おおらかな印象を受けました。それに、夏なら食事も外のテラス席に座れば、気も楽です。

そして、イタリアに決まったら、今度はどこの町をドライブするかが課題。今回はまだ踏み入れていない南イタリアと世界で5番目に小さい国、サンマリノをドライブしよう!と言う事になり

ローマin⇒ローマ(Rome)⇒ナポリ(Napoli)⇒ソレント(Sorrento)⇒アマルフィ海岸(Amalfi)⇒マテ―ラ(Matera)⇒アルベロベッロ(Alberbello)⇒サンマリノ共和国(San Marino)⇒ヴェニス(Venezia)⇒ミラノ(Milano)⇒ミラノ out

と言うルートに決定!ルートが決まれば、続いてバカンスシーズンのホテル決め。ヨーロッパのバカンスシーズンと、世界の観光シーズンが重なるこの夏の時期は都市もリゾート地もホテルは満室状態。出遅れた中で、いい所があればドンドン押さえて行くしかありません。

すると問題発生!ふと、グーグル地図を見て、アマルフィ海岸の道がクネクネ道を言う事に気付いてしまった、みーこ!海岸沿いのクネクネ道といえば、3年前にドライブしたあのチンクエレッテの海岸道!ガードレールはない!対向車ともスレスレ!生きた心地がしなかったあのドライブルート。またあのドライブルートが復活か!と思いいろいろなサイトを調べると、大抵「日本人は運転しない方がいい。」とか「バスが飛ばして走り過ぎるので生きた心地がしない。」、「慣れない日本人はタクシーを利用するべきだ。」などの書き込みが・・・

でも、グーグル地図で道の状態を写真でよーく観察。チンクエレッテのような狭すぎる道ではなさそう。クネクネカーブが多いけど、路線バスも走っている。ダーリンに相談すると、「ちゃんと、車線があって、バスが通れるんでしょ。なら大丈夫だよ。」と言うのでアマルフィドライブは決行だ。

次にまたまたふと、目に入ってしまったのはナポリのドライブ事情。「ナポリには信号がないから、運転しない方がいい。」という書き込みが多い!でも、こんな書き込みにも屈しないのがダーリン!「信号が全くないわけないじゃん!」「だめなら、ナポリを引き返して違う町に泊まればいいじゃん!」って!3人の子どもがいても、ワイルドな旅人の姿勢は独身時代のまま。3人の子連れだけに保守的になっていたみーこにも、冒険心がよみがえって来て、行ってみなきゃ分からないナポリ!と言う事でドライブ決行!

そして、最後の難関はアルベロベッロからサンマリノまで、アドリア海を臨みながら600km以上の道のり突破。まっ、ここはダーリンに頑張って運転してもらいましょ❤

ということで、海をテーマとしたイタリアドライブ2015は、3匹の子連れ旅行です。

~ 2015 イタリアドライブ 目次 ~

vol.01 ローマへ 1歳児初フライト

vol.02 ローマ・空港で携行品ベビーカー紛失!!!

vol.03 ローマ・スペイン広場のホテル

vol.04 ローマ・スペイン階段の写真でチップを稼ぐ〇〇ティウス

vol.05 夏の子連れローマ歩き トレビの泉の水がない…ひったくりに遭遇!

vol.06 ローマ~ナポリドライブ ナポリ下町とB&Bアパートメント

vol.07 ナポリ~ソレント南イタリアドライブ

vol.08 南イタリアドライブ ソレント

vol.09 南イタリア・アマルフィ海岸ドライブ ソレントからポジターノ

vol.10 アマルフィ海岸 夜の宝石 ポジターノ

vol.11 アマルフィ海岸 ポジターノ海水浴と陶器のテーブル

vol.12 南イタリアドライブ アマルフィ

vol.13 南イタリアアマルフィドライブ サレルノ

vol.14 南イタリア サレルノ散策

vol.15 南イタリアドライブ サレルノから世界遺産 洞窟住居の町マテーラ

vol.16. アルベロベッロ トゥルリに泊まる びっくり縦型洗濯機

vol.17 世界遺産の町 アルベロベッロ歩き

vol.18 イタリアドライブ アルベロベッロからサンマリノ ホテルティターノ

vol.19  世界で5番目に小さな国サンマリノ~アドリア海ベネチアへドライブ

vol.20 ベネチア ドライブ駐車場Garage San Marco Venezia と Hotel Olimpia