プロヴァンス・リュべロン Barben の動物園

子連れ南フランス・イタリア・スイスドライブ 2013 vol.30

2013.08.13 (tue)

10:30 古城を出発して、敷地内の林を抜けて一般道に出たらすぐ目の前にある動物園にいってみよう。お城のおじいさんにも勧められた動物園。フランスまで来て動物園?って思うかもしれないけど、日程にゆとりがあるので出来る事。ナッツも大喜び。

10:45 午前のこの時間なのか、駐車場はかなり混んでいる。お客さんも結構多い。リュべロンの小さな動物園って思っていたけど、案外そうでもなさそう。夏休みの家族連れが多く遊びに来ています。

駐車場横の受け付けで入園料を払う。大人€15 子ども€9.5。2歳未満のベリーは無料だった。もちろんクレジットカードで支払いOK!ただし、ここもVISA か Mastercard。

 

一般道を渡って動物園の敷地内に入ると、すぐ目の前にトレインバスが止まっている。ナッツが乗りたいトレインバス。ベリーのベビーカーも折り畳んでトレインバスに乗り込む。

ゴトゴトと坂道を上って行く。片道1人€1のトレインバス。乗ってよかった。トレインから山羊が見えた。

5分程で坂の上に到着。バス到着の目の前は公園。ナッツは動物より公園で遊びたくて仕方がない。でも、目的は動物。まずは動物を見に行こう。パンフレットを見るとどうやら公園から右に向かって動物がいるようだ。

まずはライオンから見よう。となりにはカバがいるようだ。、マップ上ではとても近くに隣のゲージがあるように見えるけど、実際歩いてみるとかなり広い。それもそのはず、33ヘクタールもある動物園。リュべロンの日本人にはなじみのないBarbenにある動物園と言う事で侮っていたけれど、実は東京ドームの7倍の広さ。

ひとつひとつの動物のいる敷地は広い。みーこ達が済む街の市立動物園のライオンもここに連れて来てあげたい。(歩くだけの狭いゲージにいて痛々しい・・・)広々としたゲージの中で生活している。隣のカバの池も十分に広く、今はその池の中にいるからなかなかお目にかかれない・・・みんなカバが呼吸する為に水面に上がってくるのを待っている。

その後は南アメリカ大陸に生活する、ラマやアルパカなど、中型動物が連なって待っている。鳥類もいろいろと待っている。派手じゃないけど、珍しい動物達。そして、シマウマや狼などの動物を過ぎると、見た事のない動物達がいた!

ちょうど動物園の端までやって来た。ここまで来るのにも結構歩いた。各動物と動物の間の遊歩道にはオリーブなど乾燥に強い木が植えられている。見た事のない花を付けている木を見ていると、みーこは動物より植物観察の方が楽しく思える。

その後、ダーリンが好きな猛獣、トラやチーターなどを観察。ダーリンは動物好き。ここまで来るのに結構疲れた・・・朝いっぱいご飯を食べたけど、小腹が空いて来た。ナッツも疲れたぁ~と駄々をこね始める・・・頑張って歩けば公園だよぉ~!

ようやく公園が遠くに見えてくるとナッツもみーこもテンションが上がってくる。公園前にはお決まりの猿や象やキリンが待ちかまえている。やっぱりみーこはキリンが一番大好き。とても大きな体なのに、ゆったりして攻撃的でなく、つぶらなお目目。色も黄色と茶色の模様が絵になって好き。でもナッツは公園に行きたくてうずうずしている。と言う事で、公園へ。

さっきまで疲れたぁ~って駄々こねていたのにすっかり元気に遊び始めた。

帰りもトレインバスで帰ろう。が!!!ベビーカーが壊れた!折り畳みができなくなってしまっている。バスはどうにかなっても、車に乗せる事が難しいかも・・・この動物園でおさらばかなぁ・・・

12:30  動物園はこの辺で次のリュべロンの小さな村に行こう。そして、折り畳めなくなったベビーカー・・・幸い車のトランクが大きかったので、そのまま積むことができました。よかったぁ~、これがないと明日までの旅が大変になってしまうところだった。

【 vol.31  再びエスカルゴ!&美しい村アンスイ へ続く 】

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リュべロンの古城ホテル 朝の探検

子連れ南フランス・イタリア・スイスドライブ 2013  vol.29

2013.08.13 (tue)

7:20 起床。外はキラキラと太陽が輝いている。外は暖かいけど、石造りの城内はひんやりと涼しい。ナッツもベリーもまだ寝ているけど、そろそろ起きそう。ちょっと部屋の様子をムービーに納めておこう。と、ムービーを回しているとナッツもベリーも起き出した。

 

昨夜はシャワーを浴びずに寝てしまったので、お風呂に入ろう。が、このだっだ広いバスルーム。バスタブの中でシャワーを浴びる。写真のようにシャワーカーテンもない。シャワーの水が飛べば、床は水浸しになってしまう。十分配慮してシャワーを浴びなければならないなぁ~。確かに広くて優雅な気分になるけれど、床を気にしながらの入浴って・・・日本のお風呂って合理的だなぁ~。でもバスタブに入れて、ベリーはとっても嬉しそう。

シャワーが終わって身支度を済ませたら、このお部屋のあるこの階を探検してみよう。ムービーを持って探検。まずは不気味な等身大の赤ちゃん人形を覗いてみる。朝見てもやっぱり不気味・・・

続いて、みーこ達が宿泊した部屋とは反対方向の通路を探検してみる。廊下を抜けるとまた、広いロビーというのか、広間がある。壁に数個の家具が置かれていて、絵画が飾られている。そしてその奥の通路には窓があり、朝日が差し込んで明るい。その明るい通路には両端に椅子がいくつも並んでいる。

8:45 そろそろ朝食に行こう。ダーリンを呼びに戻って、ダイニングルームへ。ダイニングルームには還暦を迎えたくらいのご夫婦がすでに朝食を摂っていた。昨夜はいなかったけど、話によると昨夜は観光をしていてディナータイムに間に合わなかったらしい。しかも、こちらのご夫婦、3週間のバカンスでカナダからドイツとフランスを旅行しているらしい。羨ましい。

朝食メニューは至ってごくシンプル。クロワッサンとバゲットにコーヒーとオレンジジュース。それとヨーグルト。卵などはつかない。フレンチスタイルの王道だ。その王道が美味しい。オレンジジュースは搾りたてで、1杯では物足りなくなるくらいに美味しい。そして、オレンジジュースに増して美味しいのがクロワッサン。やっぱりこれにカプチーノが最高。ナッツはヨーグルトに手を出した。食べてみると、無糖のプレーン。甘くしたいので、目の前にあったグラニュー糖を振ってみたけど、なんだか甘しょっぱい。グラニュー糖だけなめてみると、なんだか塩が混ざっているようだ。これってなんでだろう???バゲットにバターを塗った上にこのグラニュー糖を掛けたらきっと合うんだろうな。でも、ヨーグルトやコーヒーには不向きに思える。それしても、わざとなのか、間違って塩がまざってしまったのか謎が残る・・・

9:30 朝食を終えて、4人でお城を探検。城内には教会まであった。

全部で40部屋もあるこのお城。全ては見切れないけど、その2つの部屋は鎖で進入禁止状態で解放されているので写真だけでも撮っておこう。家具や調度品は重厚感があり、映像でしか目にできない品だけに、貴重な経験。そんなお部屋を従業員さんがお掃除をしている。もちろん、掃除機で。それでも大変だなぁ~、こんな広いお城を奇麗に保つって。

ナッツとベリーはテラスに置いてある、幼児用の車で遊んでご機嫌。(日程的に)1泊しか泊まれないのが残念の古城ホテル。でも何日もいても飽きちゃうか!

9:45 部屋に戻って、お部屋の暮らしももう少し満喫しながら、チェックアウトの準備をしよう。

10:30 鍵はダイニングルーム横のボックスに返してチェックアウトは終わり。報告も、お見送りもなく、長い階段を降りて、オートロックの頑丈な扉を開けたら、中世から現実に戻った。車に荷物を詰めたら出発だ。

 

【 vol.30  Barben の動物園 へつづく 】

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コート・ダジュールからプロバンス・リュべロンへドライブ 衝撃エスカルゴ!

子連れ南フランス・イタリア・スイスドライブ 2013 vol.27

2013.08.12 (mon)

16:30 散策がとてもたのしいサン・ポール・ド・ヴァンスを離れて、今回の旅行で最後の長距離ドライブ

サン・ポール・ド・ヴァンス ⇒ Barben (リュべロン) 197km    2H5M

カーニュ・シュル・メールを過ぎるとすぐにハイウェイに乗りここからエクス・アン・プロヴァンスまで一直線。3年前の苦い思い出の詰まったハイウェイA8.アルルからニースに向かう途中ではガソリンをレギュラーとディーゼルを間違えて

何もなさそうなので、みーこも眠くなり、しばらくお休み。運転はダーリンに任せてナッツやベリーと一緒にお昼寝。

15:45頃 エクス・アン・プロヴァンス付近になり、みーこも目を覚ます。エクス・アン・プロヴァンスを過ぎるとハイウェイから一般道を走行。夕方(こっちで夕方になるのかな~?日本では夕方になるけど)のせいか、それともバカンスシーズンのせいか、またはエクス・アン・プロヴァンスの付近だからか、渋滞であまり進まない。予定では18:30には到着予定だけど、遅れそう。まっ、ゆっくり行こう。

20分から30分して、渋滞を抜けてようやく、エクス・アン・プロヴァンス郊外の田園地帯を走る。特別何ってないけれど、気持ちのいいドライブ。

すると、なんだか気になるお店がある。お店と言うより、現地直売所。素焼きの現地直売所。その横にアンティーク商品を売っている家がある。ちょっと興味があるので寄ってみよう。ナッツとベリーはまだまだお昼寝中。ちょっとだけ覗いてみよう。

中には煤を被った商品もあれば、プロヴァンス特産の石けん、手作りの革製品、家具など雑貨であれば何でも売っている。どうやらどれも一点物を扱っているようだ。だからお値段もいいです。リュべロンに入ってすぐのお店。ドライブルートでスピードを出していれば、そのまま通り過ぎてしまいそう。

と、言って買いたい物があるわけでもなさそうなので、ナッツとベリーの様子をみると~・・・・やばい泣いていた!2人を抱っこして、隣の敷地にある現地直売の素焼き売場へ。青空市の直売所。アンティークショップの駐車場の真隣にあるのに、青空市の入口へは100mまではなくとも、長いあぜ道を通っていかなけばならない。南プロバンスの夏は乾燥しているから草も乾燥気味。

他にはお客さんのいない、陶器の青空市。大小さまざまな鉢から噴水まで、そして、食器やオリーブ入れ、壁飾りなど様々な陶器が売られている。全て50%OFF!確かに、お店で買うよりは安い。とっても気になるのは、大きな鉢。これ、持って帰りたいけど・・・ちょっと無理だなぁ~。なんて思っていると、ダーリンが目を付けたのは噴水!これいいじゃん!っていうけれど、とても、とても無理でございます!それに安いとおもっても軽々10万は越える品。安いのか?高いのか?う~ん?わからなくなって来た。

お持ち帰りお手頃な壁飾りをお土産として頂いて行こう。しっかり新聞紙にくるんでもらって、これなら場所も取らずに持ち帰りできるぞ。

そして、再びあぜ道を歩いていると・・・ナッツが「カタツムリ~!」って言う。ダーリンも「カタツムリだぁ~!」って言う。でもみーこにはわからない。どこどこって言うけど、2人は「ほらものすごくいっぱいいるじゃん!目の前に!草や木ににいっぱい付いているよ!」って言うけれど。みーこには単なる草と、それと違うと言えば、雑草の綿毛しか目に入らない。

が!!!!衝撃!雑草の綿毛と思っていた物体はカタツムリだった!まさしくエスカルゴ!すごい数のカタツムリ!「顔出せ、つの出せ・・・」をしていないからまだ見ていられるけど・・・それでも鳥肌の立つ光景!これならフレンチでエスカルゴがお手軽に出てくる理由がよくわかった。こんな数のカタツムリ・・・日本ではお目にかかる事はないんだろうな。

50%off の陶器というより、カタツムリの衝撃事実を知って今夜の宿のあるBarbenへ向かう。大きな町ではない所にお城があるようだ。宿のお城がある通りの名前も、そのまま「シャトー通り」。ナビ通りに近くまで来るが、なんだか行き過ぎた様子。西日が眩しい。何もない道をUターンしてお城を探すと・・・あったぁ~!あれだ!どうやら曲がり角が林だらけで、お城が見えなかったようだ。あとはあのお城を目指して進もう!今夜の宿もすぐそこだ。

【 vol.28 Barben の古城ホテルに宿泊 へつづく 】

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