フランス・ニース北 タンド&サオルジュ&ブレイユ・シュル・ロワイヤ ドライブ

子連れ南フランス・イタリア・スイスドライブ 2013 vol.18

2013.08.10 (sat)

15:15  リモ―ネピエモンテからお昼寝モードに入るダーリンに代わってみーこがドライバー。

リモ―ネ・ピエモンテ(イタリア)  ⇒  タンド(フランス)    20km 25min

山道をくねくね走る。一昨日のスイスのレザンやシャモ二ーの山道よりはひどいカーブではないけれど、それでも時々下り坂のカーブがあったり。酔いやすいダーリンは寝ているので、ひとまず安心。

30分くらい走るとフランスに入る。ドコモの海外案内メールがどんどん配信されてくる!ピロン、ピロンってメール着信音。携帯君も忙しいねぇ~。

タンドに近づくと民家が増えて来て、みーこが走るこの道の脇にも並木が整備されている。観光地が近づいてきた予感。タンド中心はいろいろなお店が連なり、人も多い。車も多くなりゆっくり走る。どこかに止めて歩きたいけど、止める場所が見つからない。路駐できる場所を見つけて入ってみたけど・・・ちょっと狭い・・・詰めればどうにかなるかな?頑張ってみるけど・・・う~ん無理そう・・・場所的には最適なんだけど。ここからはお昼寝から目覚めたダーリンに任せよう。

この道を下り始める。でもタンドの中心から遠ざかってしまう。石造りの古い民家が道沿いに続く。しかし、ここからのタンドの眺めが最高!車を止めて写真を撮りたいけど、道が狭いので路駐は出来ない。Uターンできる場所からの眺めは残念ながら、目の前の建物が邪魔になって全体像が撮れない。Uターンして中心に向かいながらシャッターチャンスを待つが・・・動いている簡単ではない。

Pマークを見つけて入ってみると、そこは駅前の駐車場だった。ガイドブックにニースからイタリアのクネオを繋ぐタンド線が絶景を見れる列車があるって読んだ。そのひとつの駅がこのタンド。

通りに出てちょっと散策。チーズ屋さんや雑貨屋さん、食品屋さんが並んでいる。山の中の小さな町だけど、賑わっている。塗り壁の建物はクリーム色だったり、黄土色だったり、何とも言えないこの地味な風合い、剥がれかかった壁色がいい。

 

路地に入って坂道を登ってみる。きっとここからの眺めがいいんだろうな。でもベビーカーを押しながらはちょっと大変。先にそれほどの見どころがあるのかなぁ~?民家のベランダばかりが目立って来た。。これは遠くから見るのがいいんだろうと判断して戻る。

山沿いのタンド言えども、日差しは強い。建物の路地から車が通る広い道に出ると、サンサンと太陽が照りつけてくる。駐車場に戻る前に何かの銅像がある。なんだろう??

車に乗って、次はサオルジュへ。

タンド ⇒ サオルジュ  15km  20min

サオルジュに行くには国道74号線から fontanの村の角を曲がって行く。初めここがサオルジュかと思ったけど、とっても静かな村で、国道より狭くなった道を曲がってから500M程走ると小さなグランドで男の子達がサッカーをしている。そして、静まり返った線路沿いを見て“ここはサオルジュではない!”と確信。だんだん細くなる山道を走る。山道と言うより、崖道。ミラーのないカーブ。ミラーのない細いカーブを通ると去年のイタリア・チンクエレッテを回想させられる。こんな狭いカーブで車が勢いよく来たら・・・絶対!事故!なんでミラーがないんだろう?これって日本人の感覚かなぁ~?そう思うと日本ってなんて気の効いた国なんだ!素晴らしい!

細いカーブミラーのない崖道の次は、対面通行ができない細いトンネル。向こうから来たら・・・と心配しつつ、対向車が来なくてよかった。

 

そして、だんだん路駐の車が目立ち始めた。ここがサオルジュ!みんなこの細い崖道を通って来ていました。

しかし、車を止めて歩いてみたいが、ナッツもベリーも熟睡中。起こすのも大変だし、時間も夕方が近づいているから、みーこだけがこの村の外観を巡って来ます。

小さいながらも観光客は多く、古く、小洒落れてもいないカフェがあったり、暗くちょっとホコリを被っていそうな商店があったり。昔ながらの田舎のフランスを楽しめそうなサオルジュ。この村の記念に絵葉書を購入。列車で立ち寄ったら、楽しいんだろうなこの村。なおさらチンクエレッテの村と雰囲気が重なる。

再びこの細い崖道をFontan に向けて走る。今度はトンネルで対向車がやって来た。でも、ちゃんと我らの車がトンネルを出るまで、入り口で待っていてくれる。これが暗黙のルールなんだね。カーブミラーのないカーブでは怖いのでクラクションを鳴らしながら走行。幸いカーブでは対向車と遭遇しなかったけど、視界のいい所で対面通行しても道が狭いのでギリギリ・・・

Fontan の線路が見えるようになるとやっと道も普通に広くなり、一安心。そして、国道74号線にでる。しばらく走ると左手に サオルジュの全貌が見える!近くで見るより美しい。“木を見て森を見ず”ってまさしくこの事!一つ一つの古い建物や街並みを間近で見るのも楽しいけど、遠くから山の中にぽかりと浮かぶ村の全体を見上げてこそ、歴史を感じる。古びた時計塔とそれを囲むように建てられた民家。ドライブで出逢った風景です。

サオルジュ ⇒ ブレイユ・シュル・ロワイヤ 9km 15min

続いてブレイユ・シュル・ロワイヤ。サオルジュより新しい町並みに見える。でもまだナッツもベリーも寝ているので、ここでもみーこが車から降りて1人で散策。まずは川沿いを歩き、橋の上からこの町全体を見回してみる。教会のような大きな建物が際立ってある。教会らしき建物がロ堂々としているので、周りの建物が小さく思える。この川の向こうにも点々と家があるが、レストランかな、民家かな?

橋を戻って、路地を歩いてみる。田舎の小さなカフェがある裏道。タンドやサオルジュに比べて人通りが少ないと様に思える。車が止まっている表通りに戻る。薄暗い裏通りに比べて、国道がある表通りの色は鮮やかだ。

ナッツもベリーもまだ寝ている。このままサンレモ近くの海沿いの町にに出てから、アプリカーレに行こう。ここはフランス。しばらく走ると、また携帯に海外案内メールの着信音が鳴っている。さっきイタリアからフランスに入ったばかりだけど、またイタリアに戻る。ドコモサービス、お疲れ様・・・

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