シャモ二ー・レジャーパーク&シャモ二ーのトンネル越えイタリアへ 

子連れ南フランス・イタリア・スイスドライブ vol.12

2013.08.09

11:00 モンタンヴェール登山鉄道からシャモ二ーの町に戻って来た。ナッツは登山鉄道から見えたレジャーパークしか頭にない。レジャーパークがある事は、パンフレットを見て知っていたけど・・・まさかモンタンヴェール鉄道の駅の目と鼻の先にあったとは・・・

駅前のスーベニアショップを覗いてゆっくりショッピングを楽しみたいけど、ナッツが許してくれない。早く滑りだーい!って。天気も回復しつつある。

入園料はない。乗りたい乗り物に料金を払うだけ。ブランコや遊具は無料。ベリーにはこのブランコで十分だ。ナッツとダーリンで麻のシートをそり代わりに長い滑り台を滑りに行った。天気は悔しいほどに回復して、上着を着ていると暑い!下の長袖でも暑い!半袖が欲しいほどまでに、日が差して来た。日差しってすごい!今頃メール・ド・グラスも天気がいいはず。素晴らしい風景が楽しめているんだろうなと思うと本当に悔しい。

 

レジャーパークは家族連れでいっぱい。ベビーカーも多い。でも日本人は我らしか見当たらない。みんなモンブランを拝みつつ?このレジャーパークで遊んでいます。日差しは暑いけど、空気は涼しいので避暑地ですね。バカンスシーズンのヨーロピアンで賑わっている光景は日本の夏休みシーズンで賑わう観光地と全く同じ。

 

ブランコに飽きたベリーと一緒にダーリンとナッツの様子を伺いに行くと、はしゃいでる、はしゃいでる!思っていたより、かなりスピードが出る滑り台。それを繰り返し、繰り返し滑るナッツ、「ママもやろう~!」って言うから、初滑り。シートをお尻の下に敷いて・・・うわぁ――――スピードが緩まないよぉ~!止めてくれぇ~!と言う事で一度でNO MORE!もう結構です!雪のそり滑りその物。傾斜があるので雪の斜面より怖いかも!

 

中でも人気なのはボートのような2人乗りに乗って丘の上まで登り(もちろん自動です)、そこから斜面を下って来る乗り物!ブレーキとアクセルがあるからスピードは調整可能。2ボート分のチケットを買って列に並ぶ。ナッツ&ダーリン、みーこ&ベリー。でもベリー大丈夫かなぁ~?並ぶ事15分弱。順番が回ってくると、やっぱりべリーは小さくて無理だった。もうじき2歳のベリーだけど、発育の標準曲線からしっかりと下回った成長ぶり。1歳になったばかりと言われる事もあるほどの大きさだから、やっぱり無理でした。ナッツとダーリンが滑り下りて来るのを見てみよう。でもなかなか降りてこないし、日なたは暑いし・・・といことで日陰に避難。

10分程経ってダーリンとナッツが戻って来た。かなり楽しかった様子。さっきの1ボート分のチケットが残っているので次はみーことナッツ。さっきよりも列は長くなっていた。「ママ~、おもしろいよぉ!」って言うけれど、ちょっと怖いんですけど・・・順番になってボートに乗り込んで、アクセルとブレーキの使い方を確認してスタート。頂上に着くまでは自動で登って行く。ゆったりと眺めがいい。カートに乗って高原の散歩ってところ。

そして頂上に着くとそこから下って行く。スピードが出過ぎると怖いのでブレーキをかけながら下っていると・・・後ろから声が、やばい遅かったのか、後ろの親子連れに追いつかれてしまった!スピードを上げないとぶつかってしまう!きっと「早く進めぇ~!」って言っているようだ。今度はぶつかる方が怖いのでスピードUP.慣れて来たので、速くても楽しめる。そして楽しんでいる頃にはあっという間に終点!もう一回ってナッツは言うけど、もう並ぶのはごめんです。

他におもしろい乗り物を探してみよう。空中散歩のブランコがおもしろそう!ダーリンがさっさと行ってしまった!確かにおもしろそう。これを見たナッツも乗りたがる。次はナッツ!って思いったら7歳以上からだった・・・がっかりするナッツ・・・代わりになる乗り物は―――――あった!ボートに乗って池にジャボーン!水しぶきがすごい!これならいいかもと思ったら、これも7歳以上・・・ごめん、ナッツ・・・

もうグレてしまったナッツ。小学生以上の子ども向けの乗り物が多い中で、ゴーカートならベリーも乗れるよ。それに本物のシャベルカーのような操作ができる乗り物。石をシャベルですくい、別の位置に落とすゲーム。どちらの乗り物も€1.5程で5分程楽しめるのは、有難い。初めはスネテいたけど、ダーリンがシャベルカーで砂利をすくうのを見ていると、「やってみる!」って興味を示した。これでご機嫌がよくなったかな?次はバイクのゴーカート。これまた、初めは「イヤ!」って拒んでいたけど、みーことベリーが乗っているのを見て、「やってみる!」って食いついて来た!やっぱり楽しいらしい。みーこと追いかけっこ。日本のゴーカートより長く乗っていられるので十分楽しめた。

13:00 2時間たっぷり楽しんだレジャーパークを後にする。山の斜面を上手に利用したレジャー施設で夏の高原を満喫できました。ここの駐車場は無料。さぁ、山を越えてイタリアに行こう。

モンタンヴェール駅の横の道をまっすぐ行けばフランスとイタリアを繋ぐトンネルに至る。ナビ通りに順調に進行して行くと・・・渋滞にハマってしまった。10分経ってもなかなか先には進まない。みんなエンジンは切ってしまう。アイドリングする人はほとんどいない。日本と違います。見習うべきです!中には車から降りてストレッチ体操をする人まで!他にルートがないかスマホのGPSで調べると、「新しいルートが見つかりました。」というので、指示に従って渋滞から外れて来た道を戻る。そして・・・・またUターンしてさっきの渋滞の道に案内された!なんてこった!!時間を取られただけだ!このおバカナビ!やはりイタリアのトリノ方面に出るにはこのルートしかない。仕方がなくさっきより後ろの位置に並ぶ。5分起き程に数10mだけ進む。その時だけ、エンジンをかけて、止まったら、みんなエンジンを切る。エコだぁ~!そして外に出て、ストレッチやウォーキングをする人まで。事故かなぁ~?不安になってきたので歩いて来たマダムに話かけてみる。でも英語なのでわかってもらえず、娘さんが通訳してくれた。どうやらトンネルの信号待ちで渋滞しているらしい。それでも5分か10分起きに少しずつ進むのでこのまま待つしかない。

待つこと1時間。ようやくトンネルが見えて来た。渋滞の列は2~3kmなのにこんなに待ってしまった。トンネルの前には料金所があり、その先に信号がある。片側通行なので、イタリアからの車と、イタリアに行く車が相互に通行しているので時間がかかる。それに、料金所も、4つあるけれど、1つずつ順番にバーが開く仕組み。なのでこれまた時間がかかる。きっとこのバーで時間調整しているのだろう。トラックが優先のようで、列に並ばず、優先レーンを走って行く。

そして、通行料€40.9を支払って、トンネルの信号が青になるのを待つことさらに20分。14:20にようやく念願のシャモ二ートンネルを通過できました。

【 vol.13 トンネルを越えてイタリア・アオスタへ へつづく 】

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