南イタリア サレルノ散策

子連れイタリアレンタカードライブ vol.14

2015.08.08

6:30 夕べも遅かったのに早く目が覚めてしまった。メインベッドに比べて、サブベッドのマットレスが薄く固いのでちょっと寝心地がよろしくない…いいなぁ~ダーリンとナッツとベリー。いつも追いやられる、みーことどんぐり…

8:⒖ みんな起きたので、ちょっと早いけど、KINOBarに行って朝食だ!昨夜賑わっていたBar.ビニールシートで覆われたテラス席で朝食。昨夜と打って変わって誰もいないしずかなBar.いつものオレンジジュースにカプチーノ、クロワッサンの軽い朝食。

朝食

KINOBar前の小さなジョイア(Gioia)広場も静かで、時々ゴミ集めの人や、鳩が行きかうくらい。そしてやって来たのは地元のおまわりさん。1人は女性警官。サングラスをしていてかっこいい。Bar前にパトカーを止めて、Barの中に入って来た。どうやら、おまわりさん達も朝食タイム。

ジョイア広場

9:00 軽い朝食を済ませて、ジョイア(Gioia)広場周辺をぶらり。まだまだシャッターが閉まっている。早くも開いているのは小さな商店。中を覗くとオイル漬けのマリネやチーズ
チーズ

あった~!!!!噂のチーズ!カース・マルツゥ。お店の主人にジェスチャーで「うじむしいるよね。」と確認しても、おじさんもうじむしジェスチャーを返してくれた。外見はなんともないけど、やっぱりうじむしチーズらしい。

うじむしチーズ??

それにしてもいろいろなチーズがあるものだ。昨夜食べたチーズも初めての味があった。もしかして・・・・うじむしチーズ入っていたのかな・・・・

ジョイア広場の門

小さなおもちゃ屋さん。まだ開店していないけど、お店の前にある乗馬。通りすがりの子供たちの気を引く乗り物。ベリーもちょっと拝借。

おもちゃ屋さん

9:30 一度、部屋に戻ってチェックアウトを済ませよう。ゴロゴロと石畳の上にスーツケースを転がして、もう一度KINOBarへ。ダーリンが車を取りに行っている間にチェックアウトの手続き。

KINO

10:00 ダーリンがやって来たのでKINOBarともさよなら。お世話になりました。今日はマテーラ経由のアルベロベッロまで。その前にちょっとサレレノを歩いておこう。KINOの先にドゥオモがあるらしい。行ってみよう。

公園前に路駐して、路地を歩いていく。裏道は地元臭が漂う雰囲気。窓から干されている洗濯物。時々生ごみの臭い。

裏道

ぶ~んと駆け抜けるバイクに乗ったおじちゃん。入り口前の椅子にちょこんと椅子に座って、人通りを眺める住民。中にはご近所集まって、椅子を並べて集う住民。のどかなサレルノの光景。

ありのまま

お店はそんなになく、観光地ではなく、ありのままの南イタリアに出会える光景に近い。そんな中にみーこの大好きな粘土細工のお店発見!どうやら工房を兼ねた小さなお店。中に入ると綿棒の先のサイズの粘土細工が小さな木箱に入って売られている。フルーツ屋や野菜、動物。カスタムメイドするためのパーツだ。もちろん、この小さなパーツで作られた置物もいろいろ。民家を再現したものや、中世の露店販売を再現したもの、フルーツバスケット、噴水、ありとあらゆる作品が売られてる。噴水はちゃんと水を循環させて出るようになっている!主人のこだわり作品がいっぱい。どれも欲しくなるけど、その中からフルーツを売る露店販売の作品を購入。昨日、おとといにアマルフィ海岸で出会ったフルーツの思い出。

工房から少し先にあった。ドゥオモ!観光客はほとんどいなく、静まり返っている。でも大きな佇まいで、なんと言うか、ドゥオモ自体が正方形の外壁で囲っていて、その中央が庭になっており、入り口から中庭を挟んでメインの建物がある。本当は中を見学するべきだけど、今回はスルーしてしまった。(後で後悔・・・)

ドゥオモ

ドゥオモの中庭

ドゥオモ横に等身大の切り絵?を奥行きをもたせて並べ、中世のイタリアを再現した展示場がある。どうやら今だけ。無料なので入ってみよう。中は暗くて、絵もリアル。夜の住民の様子や、貴族の様子、聖書の中の場面と思われるような場面など、見ごたえある作品が展示されていた。でもあまりにリアル過ぎて、ナッツとベリーは怖がっている。

切り絵

あまりゆっくりしていると後に響くので、サレルノもここら辺しておこう。地元漂う裏道を引き返して、車まで。喉も乾いたところに、ジェッラテリア発見。エアコンがガンガン効いている店内。まだ誰もいない。にぎわう時は列を為すのかな?レジまでの整列用ロープが張られてた。でもアイスは喉が渇くので、さっぱりグラニータを選択。イチゴ味と、レモン味。レモンはいつも通り。イチゴは甘いけど甘酸っぱい。クーラーの効いた店内で生き返ったところで、マテーラに向けて出発だ!

サレルノ

≪ vol.15へつづく ≫

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南イタリアドライブ アマルフィ

子連れイタリアレンタカードライブ vol.12

2015.08.07

14:20 宝石の町ポジターノを出発してアマルフィ海岸をアマルフィに向かってドライブ。運よくバスの後ろに付けたので、怖いものなし。くねくねの海岸道路に路駐の車あると、反対車線をすれ違う車はバスとギリギリなので大変そう。われらはバスの後ろ。バスが通れれば普通車の我らは余裕!

バスの後ろ

途中、露店販売のフルーツ屋を発見!しかもなんだか活気があって、車の荷台ながらフルーツのディスプレイが素敵♥ ちょっと寄ってみよう。

かわいいフルーツ屋

なぜか、いじけているベリーは車でお留守番。素直についてきたナッツが得をした!日本人びいきの店主。どうやら日本の雑誌に取り上げられたので、日本人びいきの様。上機嫌んでナッツをフルーツの上に座らせてくれてモデル気分で記念撮影。

モデル気分

いやいや写真が目的ではなくて、フレッシュジュースが飲みたい。レモンとオレンジのミックスジュースの搾りたてを味わった。

15:10 フルーツ屋を出発してからはバスの後ろではないので、さっきよりはすれ違いに気を遣う。アマルフィに入ると建物の間を走るので、車道が狭い!その狭い車道をバスとトラックがすれ違うけど、サイドミラーを畳む有様。隙間がないほど間隔ですれ違う。もちろん、とってもゆっくりなのでここで渋滞が起こっている。

バスとすれ違い

アマルフィの町の外、海岸沿いに駐車場があるけれど、この観光シーズンではほぼ満車。少し離れないと空いていないかなと走ってみると、レストラン前で客引きするおじさん。どうやら駐車場のおじさんだ。屋根付きの駐車場で1時間€5という。屋根があって1時間€5は安い!のでここに決定!

車庫の部分は石の日陰なので車内が暑くなる心配はない。けど、車庫から一歩日差しの下に踏み出ると・・・暑い!暑いけど、ベビーカーがないので抱っこで勝負!どんぐりがくっついて暑い!幸い駐車場は観光メインから遠くなかったので、すぐにアマルフィメインのドゥオモ近くに到着。

アマルフィ入り口

アマルフィ市街に入る門をくぐれば、すぐ目の前に広場が広がり、右手にドゥオモが建っている。ポジターノのビーチで泳いでからまだ何も食べていないので、遅いランチにしよう。広場目の前にあるカフェテリアのテラスに席を確保。ダーリンはパスタが食べたいようだけど、みーこもナッツもベリーも気分はおやつタイム。ショーケースにあるティラミスのような、パンナコッタのようなデザートに魅かれた。

アマルフィドゥオモ

でもショーケースにあるスイーツはパンナコッタではない。パンナコッタは別にあるようだ。みーこはパンナコッタ、ナッツはチョコアイス、ダーリンはサラダにボンゴレスパゲティを注文。目の前のショーケースからナッツのチョコアイスがグラスに盛られている。もう一つグラスがあって、キャラメル風味のアイスが盛られている。別の注文を思っていたら、そのキャラメル風味のアイスがみーこの目の前に置かれた!

あれ、みーこはパンナコッタを注文したはず!「これ、パンナコッタではないよね?!」言うと、「それがパンナコッタだ!」と言う。どっからどう見てもアイスクリームだよ。もう一度、「これジェラートだよ。」と言うと、「これがうちのパンナコッタだ」というような返事!そうかと思って食べてみたけど、どうしてもキャラメル味のアイスクリーム…みーこが食べたいのはアイスではなくて、ツルツルのパンナコッタなのに…残念。ナッツのチョコアイスはヌーテルのチョコをそのまま瓶ごと食べている濃厚さ。アイスではない、瓶そのままを凍らせたと言ってもいいほど。そして、ダーリンのボンゴレは当たり障りのない味。(後で分かったが、この当たり障りのない味はレトルトの味。あさりもとっても小さい。これはレトルト)

カフェテリア

あまりにすべてが濃厚過ぎて、ギブアップ!さぁ、アマルフィにを散策してみよう。アマルフィ海岸の町でしたいこと、それはタイル探し。ロレンツッォ・ダマルフィ通りを上ってみる。ものすごくお店がギッシリしている雰囲気ではないので、30分もあればロレンツッォ・ダマルフィ通りのお店を外から観察しながら上って、引き返して来れるコンパクトな町。

商店街通り

しかし思っているようなタイルはない。どちらかと言うと、食器類が多い。陶器の食器や置物ばかりで、探しているタイルは思ったほどなく、あってもアマルフィやポジターノなどの町を描いたタイルが目立つ。それでもお土産の置物やミニミニカップは手に入れた。甘~いアイスしか食べていないので、小腹が空いた。ちょうどデリカのショーケースにあるライスコロッケが気になったので、1つ買って食べてみよう。

ライスコロッケ

今まで食べたライスコロッケとは違って、ミートソースもトマトソースも、それにとろりとたっぷり溶けるチーズも入っていない。お米とグリーンピースなどの豆を丸めて衣を付けて揚げただけ。本当にライスコロッケ!ちょと、期待外れになってしまった…残念…きっとこれはこのお店の味なんだろう。

みーこ達が小腹を満たすと、どんぐりが駄々をこね始めた。どうやらおっぱいが欲しいらしい…一目のつかない路地の階段の下ででちょっとだけ授乳。

路地の階段

来た通りを戻る。何か買ってぇ~と騒ぐナッツとベリー。そう、子供が欲しがるおもちゃや雑貨を売っているお店は1軒ほどしかなく、そのおもちゃ屋さんも小さく特に目立った物もなかった。騙し騙し、有名な陶器屋さんでお土産を買うけど、やっぱり何かをねだるナッツとベリー。

仕方がないので、ナッツとベリーを引き連れてお店散策。その間どんぐりをダーリンに託す。おもちゃより身に着ける物、と見つけたのはポシェット。籐網のポシェットに大きな花がついたかわいいポシェットでOKサインが出たので、これに決定!ナッツもベリーもご機嫌になって、ダーリンとどんぐりを見つけるとーーーーー2人でチョコアイスを食べていた!しかも超濃厚なチョコアイス。チョコ専門店のチョコアイス!しかも大きい!それに食いつく1歳4か月のどんぐり!ちょとまだこの濃厚な味には早いだろう!濃厚過ぎてみーこには耐えられない…それでも食いつくどんぐり…

アマルフィともそろそろさよなら。最後にダーリンがレモネードを飲みたい!と買ったお店では、レモネードが€8。どこにも値段表がない。もしやぼったくり???レモネード1杯が€8って、日本円で軽く1000円超えってとこ。ありえません!!別にテラスでイートインしているわけでもなく、そんな場所があるお店ではなく、ただテイクアウトのみ。味も特別ではない。きっとぼったくりだ!と決めつけて、アマルフィを去りました。

≪ 続く ≫

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