世界遺産の町 アルベロベッロ歩き

子連れイタリアレンタカードライブ vol.18

2015.08.09

7:15  少し早く起きて、洗濯物のお片付け。キッチンがあるので、レトルトご飯を温めておにぎりを作る。冷蔵庫の中には無料のジュース、テーブルの上にもスナックタイプのクロワッサンやデニッシュパンがあるので、これらで軽く朝食。

やっぱり人気が高いのは、日本から持ってきたレンジでチンのレトルトご飯の

入り口からは燦々と日差しが差し込んでくる。今日も暑いんだろうな。でも石造りのトゥルリの中は涼しい。石造りの家は素晴らしい!!足元もタイル張りで裸足でひんやり。

軽い食事を終えたら、トゥルリの街並みを見に行こう。部屋にあった町の地図を頼りに散策。昨夜のリストランテは静まり返っていて、シャッターが下りている。昨夜は外観をよく見ないで入ってしまったけど、よくよく見るとメニュが張ってある。本当に安くて美味しいお店だったなぁ。

リストランテ

メニュ

地図を頼って歩いて行くけど、結構入り組んでいて、地図を見ても迷ってしまう。

リストランテから離れると、トゥルリの群れが増えてきた。

民家のトゥルリ

でもなんだか、写真で見たような、観光スポットとしての光景ではない。ごくごく普通の民家として使われているようだ。ところどころに『シーズンハウス』と言うような小さなサインが掲げれている。我らが泊まったような宿泊用のトゥルリだ。そんな、宿泊トゥルリから、チェックアウトする旅行客がいるくらいで、時々見かける地元の人以外はだれもいない。とっても静か。

住宅街

どうやら、目的のトゥルリ集落とは違っているよう…どうして道を間違えたんだろう???もちろん、ダーリンとナッツからはブーイングが飛んでくる。「やっぱり、みーこってもんだよ!」そう、地図を持って指図した私が悪い…「地図も読めないんだから!」と言われる始末。

トゥルリ脇道

そろそろ部屋に帰ろう。カギを引き渡す約束の時間になってしまう。偶然帰り途中に見つけたスーパーが既に開店しているので、今日のドライブの友のサラダやスナックを買っていこう。

9:30 部屋に戻って、荷造り。約束の時間より、少し早くオーナーのおばさんと娘さんがやって来た。思っていたようなトゥルリ集落にたどり着けなかった事を話すと、娘さんが案内してくれることに。本当に助かります。

10:00 車はこのまま部屋の前に置いて歩いて行く。さっき来た道…一つ曲がる道を間違えていたらしい…すると、あっけなく、あの有名なアルベロベッロの光景が目の前に広がった。ここで娘さんとさよなら。本当にありがとう!

さぁ、アルベロベッロ散策を開始。すでに観光客で賑わっているアルベロベッロの旧市街地。ただただ真っ白な白壁と、薄い灰色のトンガリオ屋根。8月の眩しい太陽の日差しが白壁に跳ね返って、眩しいばかりのアルベロベッロ。

アルベロベッロ

通りの両脇にはお土産屋さん。トゥルリのミニチュアや、トゥルリの刺しゅう入りのリンネ、竹細工のおもちゃなどなど見ていて楽しい雑貨達がみーこを誘惑してくる。

土産屋

坂道になっている通りを上っていく。真っ白の壁に這うブーゲンビリアの花。白と緑とビビッドカラーのピンク。エノティカの前にはブドウ棚。白壁が植物の色を引き立たせている。

エノティカ

すると、同じようなお土産屋さんの中に「ようこのお店」と日本語がある。ここは昨夜リストランテで一緒だった新婚カップルが話をしていたお店だ。せっかくだからちょっと入ってみよう。

中に置いてあるお土産はどこと変わらない商品ばかり。奥まで行くと、店主のようこさんがいた。「こんにちは」と話をすると、目の前にある食品の試食をさせてくれた。トリフの瓶詰に、クッキー、トマトやオリーブなどのペースト。それにワイン。これだけ、試食を勧められると買わざる得ない。でも、パターや卵を使わないクッキーのような固いお菓子はばらまきお土産にもってこい!子どものおやつにもヘルシーだ。

すると「その階段を上って、屋根の上に行けますよ。」と案内してくれた。トゥルリの屋根を間近で見れるチャンスは今しかない!喜んで階段を上ってみる。

すると、目の前に尖がり屋根。手で感触を確かめる。景色も楽しい。通りを歩く人を上から眺められた。

屋根

階段を下りて、再び店内へ。「そちらの部屋は、ベッドルームで、あちらの部屋はキッチンよ。パンを焼くの。」といろいろ普段の生活のことも話してくれるようこさん。ベッドルームはガラス張でお店からも見れるようになっている。さすが、家を隠さない、オープンなヨーロピアンの文化。もちろん、人に見られてもいいように、きちんと整っている。見習いたい。

ようこさん自身まさか、このアルベロベッロに嫁ぐとは思ってもいなかったようで、嫁いだ頃はまだ世界遺産に認定されていなかったので静かな町だったようだ。それが世界遺産になってからは観光客で賑わうようになった。「よくぞ発掘してくれました((笑)」と言っていました。

ようこさんのお店で買い物を済ませて、もうしばらくだけ坂道を上ってみる。植物が栽培されていると、さらに絵になるアルベロベッロ。

花と白壁

とても素敵な町だけど、あまりゆっくりもしていられない。これから600kmのロングドライブが待っている。ここらで引き返そう。帰りは下り坂なので楽々。

食品も多いアルベロベッロ。もう少しワインを買い足そう。昨夜食べたショートパスタも美味しかったので、これも一緒に買っていこう。次に入った食品店は所狭しとワインやパスタ、オリーブなどの漬物、さまざまなペーストのビン詰が並んでいる。探すのは大変だけど、この陳列の術、素晴らしい♥

やばい、車までまだまだ歩いて20分はあるのに、ワインやビン類をいっぱい買ってしまった!それに、抱っこのどんぐり。重いけど、次回来れるかわからないアルベロベッロ。重い荷物を抱えて車まで歩く。

「何か買って~」と騒ぐ、ナッツとベリーに€1の竹細工の笛を買ってあげる。水鉄砲のような形をしていて、初めは何かわからなかった。しかし、笛だったとは!きれいな音色が出る竹細工の笛でした。

トゥルリについて

≪ vol.18へつづく ≫

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